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ちょっと年上の女の子  作者: らすく
第4章 遠征
254/324

この二人の関係は・・・・・・・(!?)。

 二人(?)の汗が飛び散ります。

 その汗の軌道すら、今の僕には見えている気がします。

 === ハッ! ===

 それはひとつの区切りを意味するという、掛け声だったのでした。

 二人(?)の動きはピタッと止まったのです。

 そして・・・。

 === バッ! ===

 ほぼ同時に、この二人(?)はバックステップで離れたのでした。

 そして二人(?)は距離を取って、また向かい合っています。

 まだ2(?)の間の緊張は、とけていません。

 でもじきに均衡は解消されました。

 二人(?)は・・・・、お互いにお辞儀をしたのでした。

 ===== ガクッ =====

 そんな二人(?)とみて、僕はズッコケたのでした。

 それは勿論、このカンガルー格闘王の人間的な行動に対してなのです。

 このカンガルー格闘王の一連の行動は何者かにやらされている、とう感じはしないのでした。

 自分としては、彼(?)は自発的にアクションを起こしている、と受け取れるわけなのです。

 彼(?)には、いわゆる人格(?)いやカンガルー格(!?)とうものが、あるのではないでしょうか・・・・。

 それ故に、このカンガルー格闘王は人間並みの知性が備わっているのではないか、と思ってしまうのです。

 (はっ・・・・!?)

 ボクが勝手に一人で盛り上がっているスキに、ジャッカー・チンは去っていったのでした。

 この人は本当に、このカンガルー格闘王とスパーリングをしにきたのでしょうか。

 純粋なトレーニングと目的に、来たのでしょうか・・・。

 それとも気まぐれ、もしくは遊びなのでしょうか・・・。

 いえいえ、そのような事を言うと、このカンガルー格闘王に対して失礼です。

 それにしても、このカンガルーの格闘センスときたら・・・・。

 確かに目を見張る動きだったのでした。

 一人(?)残されたカンガルーは、どうしたものなのでしょうか。

 しかし僕のそんな杞憂は、全くのご無用なのでした。

 ===== ゴロン =====

 カンガルー格闘王はその場に、仰向けに寝っ転がったのでした。

 ===== ゴシゴシ =====

 後ろ足で、自分の身体を掻いています。

 その様はまるで、仕事に疲れた休日のサラリーマンの自宅での様子を連想させるのでした。

 まあ、あくまでも僕の偏見なのかも知れませんが・・・。

 そんな彼(?)の姿を見て、ますます人間的だな、とボクは思ってしまったのでした。

 「さあ、帰ろうか。」

 先ほどのスパーリングに対して特に余韻に浸るわけでもなく、ヒートは僕達に帰ることを促したのでした。


 そして帰りの鉄道にて・・・・。

 「ヒート、さっきのカンガルーが、今日の目的だったんだね。

 凄いスパーリングだったよ。」

 僕は今日の動物園の目的が、あのジャッカー・チンとカンガルー格闘王のスパーリングだったことをヒートに確認の意味で言ったのでした。

 ちゃんと事前に彼は、ジャッカー・チンが来ることを調べていたのでしょう。

 しかし、そんな自分の推測は簡単に裏切られたのでした。

 「ん?さっきのカンガルーが?何?」

 意外にもヒートは先ほどの出来事を、さほど意識していなかったような口ぶりなのでした。

 流石に僕はうろたえたました。

 「ええ?動体視力を鍛えるためだったんじゃないの?」

 ヒートの態度に対して僕は若干の苛立ちを感じながら、再びその事について問うたのでした。

 「なんで?今日は休みだよ。なんでそんなことをしなきゃいけないの?」

 どうやら惚けているわけではなく、ヒートは本当にそう思っているようなのでした。

 そんな彼の返答に対して、僕はガクッときてしまったのでした。

 どうも僕は勝手に一人で、盛り上がっていた様なのでした。

 そんな僕を見て、サニーは笑顔を見せていました。

 流石にボクは、腹が立ちました。

 そして僕は思わずサニーの両頬っぺたを、軽くつまんでしまったのでした。

 「いてて、ミナミ・・・・。」

 それでも、サニーは笑っているのでした。

 ムカつきます・・・・。


 僕達はアカデミーに帰りました。

 このまま一日が終わるかと思うと、そうゆう訳でもなかったのでした。

 聞こえてきました。

 ラケットがボールを叩く音が・・・・。

 どうやら誰かが、コートの中で打ち合っているのです。

 僕達は興味ありで、コートの中を覗き込みました。

 「あっ!」

 僕は驚嘆の声を発しました。

 そこには、見覚えのある姿があったからなのでした。

 女子選手二人でプレイしていました。

 一人は、ここのところ絡んでいたトロピでした。

 やはり彼女は、テニスの腕前はかなりのものだと見受けられます。

 そしてむしろ驚嘆に値する存在は、もう一人の女子選手でした。

 「え・・・・。」

 すでにここメルボルンで目撃しています・・・、彼女の名はサイ・九龍・・・。

 ・・・ジャッカー・チンにサイ・九龍・・・、二人は一緒に車に乗っていました・・・。

 この二人の関係は・・・・・・・(!?)。

 次回に続きます。

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