第5章 ドラゴンライダー・ユナの冒険 ファンタジーへ
シオン「ユナちゃん、僕もブルードラゴンに乗せてもらえないかな?砂漠のゴミ虫達に馬人間を食べられて、足がないんだ。」
ユナは、頭を項垂れているギズモに乗りながら答えた。
ドラゴンライダー・ユナ「いいですよ。」
アレクサンドリア図書館の右側に、自転車置場ならぬ馬人間置場があり、顔が人間で首から下が馬のケンタウロスの手がないバージョンの奇妙な生物が沢山いた。
左側にも馬人間が沢山いて、銀色のバイオレンススーツを着たテクノの小柄な男が、馬人間を売っていた。
シオンのようにアレクサンドリア図書館に来るまでに馬人間を失ったり、馬人間置場に置いていたものの、馬人間をパクられた人が買うらしい。
シオンはユナの腰に手を回してギズモに乗り、ファンタジーにある自分の村の方向を指差した。
砂漠を見下ろしながらギズモに乗って飛んでいると、巨大なサボテンと戦っているテクノの人や、数人で巨大な蛇を倒して切り刻み、バーベキューをしているファンタジーの人など、アレクサンドリア図書館を目指している途中の人がかなりいた。
時刻は午後3時過ぎで、砂漠を超えて緑溢れる緑地地帯に入ると、草原で牛を放牧している光景が見え、さらに南下していくと、田や畑で作業をしている人達が見え始めた。
さらに南下すると気温が高くなり、1つの村が見え始めた。
シオン「あそこが僕の村、アクアの村であの畑の隣にある家が僕の家だ。」
ギズモは徐々に高度を下げていき、畑に着地した。
ギズモが翼をバサバサとする音を聞きつけて、ユナと同じ年ぐらいの少女が、草葺屋根の家から出てきた。
少女は緑色の髪で、髪を後ろで結んでいた。
緑の髪の少女「お兄ちゃん!?」
シオン「ただいま、フラン。ちょっと図書館で知り合った友達を連れて来たよ。」
フラン「うわあっ凄い!!なんて大きなドラゴンなの!!」
ユナは家の中に案内され、小さくなった宇宙船・ジェシカとサニーもユナの耳元辺りを飛びながら一緒に家に入った。
家の中にはシオンの母がおり、ユナにおにぎりや果物ジュースを振る舞った。シオンは、フランに畑にいるギズモに桃を持っていくように言った。
少女・ユナ「シオンさん、ギズモが桃を好きなの知ってるんですか?」
シオン「あ、ああ・・・・だいたいドラゴンは、桃とかイチジクが好きだから、ブルードラゴンもそうかなと・・・・。」
フラン「え、そうなの?シリウスは鮎とか虹鱒の塩焼きが好きだよ。」
少女・ユナ「シリウス?」
フラン「シリウスは黄色のドラゴンで属性は風、実は私もドラゴンライダーなの。ユナちゃん、後でドラゴンに乗って散歩しようよ、できればユナちゃんのドラゴンにも乗ってみたい。」
ユナ「うん、いいよ。」
宇宙船・ジェシカ「子供はいいわね、すぐ仲良くなれて。」
ロボ・サニー「そうだな。それにしてもあのシオンて人、ギズモさんの好きな物を知ってたのが気になる。警戒しておこう。」
宇宙船・ジェシカ「確かに。変なごまかし方してたわね。」




