第4章 侍ストーリー・キャサリン死す!!
ノヴァ・キャサリン「ノヴァが世界中をあちこちウロウロしたら、事故とかで死ぬリスクも上がるし、ノヴァの村から出れないと思うと、ノヴァになりたいとはなかなか思わないでしょ。それでもノヴァになりたいって思う人はいるけど。つまりは、ノヴァがノヴァの村から出れないっていうのは、ただの言い伝えだったってわけ。」
ソータ「なるほど。」
キャサリンは、枕元にあるベッドの本棚から1冊の薄い説明書を取り出した。
キャサリン「はい、これがノヴァの説明書。ノヴァを辞めたくなったら、この星の地底にいるノヴァ神に会いに行って交渉するとか、ノヴァがこの星に与える影響とか書いてあるわ。」
ソータはキャサリンからノヴァの説明書を受け取った。
ソータ「意外と薄いですね、この星の神様みたいな者の説明書なのに。」
ミヤモト「ノヴァ神て、ノヴァより偉い奴がまだいるのか?」
ノヴァ・キャサリン「そう。ルーファスを生き返らしてもらおうと会いに行ったんだけど、それは無理と言われて。だから、とりあえずボコボコにしてそれ以来そこには行ってないの。」
ミヤモト「そんな神の中の神をボコボコにするとは、さすがキャサリンだな。」
ノヴァ・キャサリン「もう時間がないわ。さよなら七色の男、そしてサムライ・・・・最後にサダともう少し話したかったなあ・・・・。」
キャサリンの体から濃い黒色の霧がどっと出て、天井へと上がり始めた。そして間もなく、布団から出ていたキャサリンの顔が消え、ベッドの上にハート型の透明のゼリーが浮かんだ。
ソータ「あの無敵のキャサリンが死んだ・・・・。」
ミヤモト「ああ、あっけないものだな。それよりソータ、早くその浮いているハートを食べろ。このままだとこの星が滅びてしまう。」
ソータ「はい。」
ソータは透明のハートを右手で取って少し噛じった。
ソータ「甘い!!美味しいです。」
ミヤモト「そうか、ゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッ咳が止まらない!!」
ソータ「その咳は!!まさかコロナに感染したのでは!!」
ミヤモト「グハッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッ!!」
ミヤモトは、咳をしながらその場に倒れ込んだ。
ソータ「ミヤモトさん!!早くこのゼリーを食べてノヴァにならなければ!!」
ソータは急いでゼリーを食べて飲み込んだ。
外の激しい暴風雨の音は止み、ミヤモトの咳も止まったが、ミヤモトは倒れたまま起き上がらなかった。
ソータはミヤモトの側に行き抱き起こした。
ソータ「ミヤモトさん!!大丈夫ですか!!」
ミヤモトは息はしていて死んではいなかったが、額に手を当てると凄く熱かった。
ソータ「俺がノヴァになったんだがら、この星の全人類にコロナの耐性が出来たはず。ミヤモトさんもそのうち治るはずだ。」
そしてソータは、自分がノヴァになったことを実感し、ノヴァの説明書を読み始めた。




