第4章 侍ストーリー ・ 謎の扉
雨はさらに激しくなり、強い風が吹き始めた。
それでも、ソータとミヤモトは光の道上を走り続けた。
ソータ「ミヤモトさん、いつからこの技を使えるようになったんですか?」
ミヤモト「ついさっきだ。いろいろとストレスがかかる事があったからな。ストレスがかかると、俺は技を閃くんだ。と言っても、この技はキャサリンのような存在がとてつもなく大きい者じゃないと使えない。なんてったってキャサリンは、この星そのもののノヴァだからな。」
ソータ「なるほど。」
ミヤモト「大魔法使いなら、キャサリンの所なんて一瞬でいける。おっ見ろ!!ソータ!!竜巻があっちにもこっちにも!!」
ソータ「本当だ!!これは明らかにおかしいですね。」
あちこちに竜巻が幾つも発生し、以前の荒天のような景色になりつつあった。
ミヤモト「まさか、キャサリンの身に何かあったのでは!!急げ!!ソータ!!」
ソータ「はい!!」
ギズモは村井さんの農場にある巨大な小屋の中に、ユナは家の中に避難していた。
ユナは出されたお茶を飲みながらテーブルに座り、タオルで雨に濡れた頭を拭いていた。
村井さんの奥さん「ユナちゃん、ちょっと大きいけど風邪をひいたらいけないから、後で私のジャージに着替えてね。」
ユナ「はい、ありがとうございます。」
ユナ『お兄ちゃん達、大丈夫かな。この天気はちょっと異常よね・・・・。』
ソータとミヤモトは、山の上にかかる光の道を走り続けていたが、だんだんと光の道が消えかけ始めていた。
ミヤモト「くそっやはり、ハリケーン村からノヴァの村まで10分で行くのは無理があったか。このまま下に落ちたら即死だな。しょうがない、これを使おう。」
ミヤモトは、袴のポケットから折り鶴を取り出した。
ミヤモト「この折り鶴は巨大化して、数分だけ空を飛べる魔法アイテム。これにソータと乗って下に着陸しよう。」
ミヤモトが折り鶴を使おうとしたとき、ソータの叫び声が聞こえた。
ソータ「ミヤモトさん!!前方に扉が現れました!!入りますか?」
激しい雨の中、光の道上に、古びた茶色のどこでもドアのような扉が現れていた。この扉を開けて入りなさいとでも言わんばかりの扉が。
ミヤモト「こ、これは一体なんだ?俺の剣技ではない。しかし、なんでわざわざこんな所にどこでもドアみたいな物が?」
ミヤモトは後ろを振り向いたが、ドラえもんらしき者はいなかった。
ミヤモト「いるわけないか・・・・ソータ!!その扉を開けて中に入れ!!」
ソータ「分かりました!!」
ソータは扉を開けて中へ入って行った。
ミヤモトも扉の所へ辿り着き、取手に手をかけた。
ミヤモト「何者の仕業か分からないが、たぶんこの扉を開ければキャサリンがいるはずだ。俺達はずっと誰かに見られていたということなのか?まさか村長?とにかく中へ入ろう。」
ミヤモトも扉を開けて、中へ入って行った。




