第4章 侍ストーリー ・秘剣 前途への道標
ユナはギズモに乗って空を飛びながら、ミヤモト達の闘いを見ていた。
ギズモ「以前ならサダなんて、ひと睨みしたら逃げていたのに、今ではこちらがサダから逃げないといけないなんて、情けないわ。」
ユナ「まさか魔王になって、あんな強力な魔法を手に入れるなんて、思ってもなかった。」
ギズモとユナは、水の魔法でホウレン草をゆがき、モグモグと食べていた。
ユナ「やっぱり、醤油か何か調味料がないと苦くて厳しい。」
ギズモ「私は大丈夫だけど、人間のあなたにはそうよね。確かにソータの作ったホウレン草は魔力は上がるけど、MPは上がらないわ、MPが4000必要なデリート・コロナは今のところ、誰も使用できないわね。」
ユナ「どうしよう、お兄ちゃんは何故かコロナにならないみたいだけど、このままだとコロナで多くの人が亡くなってしまう。」
突然、天気のよかった青空が曇り、少し雨が降り始めた。
新魔王・サダ「クッ雨が降り始めたわ、しかもそのうえ、七色の男に近づかれてコロナを感染させられては堪らない。」
サダは空を見上げた。
新魔王・サダ「あの女の子は、あんな空高くに・・・・ワールドウィズコロナ・デルタ!!」
サダは、空を飛んでいるブルードラゴンめがけて魔法を放ったが、右手から出た閃光は、ブルードラゴンに到達する前に消えてしまった。
サダ「雨のせいで、ワールドウィズコロナが上手く使えない。ワルド!!ジーザス!!ひとまず退却よ!!ムーブメント・カサブランカ市へ!!」
乗って来た巨大な紙飛行機を捨てて、サダ達は移動の魔法でその場からいなくなった。
ミヤモト「秘剣奥義・前途への道標・キャサリン!!」
ミヤモトは刀を振り下ろし、剣先から光の道筋が一本東の方角に向って現れた。
ミヤモト「ソータ!!この道に沿って走れ!!この道の先にキャサリンがいるはずだ!!俺もお前から1m位離れて後を追いかける!!キャサリンの所へ行って、お前のコロナを移すんだ!!」
ソータ「え?サダ達じゃなくてキャサリンなんてすか?」
ミヤモト「そうだ、ワールドウィズコロナ・デルタはドラゴンにも感染する。もはや、ドラゴンキラーなんてどうでもいい!!」
ソータ「分かりました。じゃあ、行きましょう!!」
ミヤモト「急げ!!この奥義は10分しかもたない。10分すれば、この光の道は消える!!」
ソータとミヤモトは、光の道の上を走り始めた。




