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ドラゴンライダー  作者: 明日こそはシンデレラ
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第4章 侍ストーリー 城山のロボット

ロープウェイには、他に客は乗っておらず、ミヤモト、ノリユキ、ノリコの3人だけだった。


約5分程で城山に着き、ロープウェイを降りて、城の入口へと続く坂道を10分ほど歩いて登り、城に着いた。


城は、かなり甓が剥がれて城壁も崩れかけており、普段役場職員がいる窓口の受付には、誰もいなかった。

役場は城を手放して経営をしてなく、誰でも自由に出入りできる状態になっていた。


天守閣へと登る階段のところに、全身白色の人型ロボットが、ションボリと座っていた。


ミヤモト「おいおい、なんか疲れきったロボがいるぞ。」


ノリユキ「ボロボロですね、このロボ。」


ロボットには右手がなく、胴体の部分には大きな穴が空き、機械の部分が見えていた。


ロボットは、ミヤモト達に座ったまま話しかけた。


ロボット「私は、地球という星からやって来た。ドラゴンとの戦いで故障し、この城に避難しているだけ。城見学をするなら自由にどうぞ。」


ミヤモト「いや、城見学に来たわけじゃないんだ。今、ドラゴンと戦ったみたいな事を言っていたが、何体かドラゴンを倒したのか?」


ロボット「10体ぐらい倒した。この星に来た当初は、簡単に倒せていたのだが、日に日にドラゴン達は強くなっていき、今じゃ全く歯が立たなくなってしまった。」


ノリユキ「やはり、ノヴァとなったキャサリンの影響かな。キャサリンがノヴァでいればいるほど、ドラゴンの数は増え、強くなっていく。」


ノリコ「あなたは、何をしにこの星へ来たの?」


ロボット「私は、地球に住む人間が、この星に住めるかどうかを調査しに来た。しかし、この星の環境では、地球人は長く生きられない。この星には、地球人の免疫力を急激に下げるウイルスが大気中に潜伏しており、それに感染すると瞬く間に地球人は死んでしまう。その報告をするため、私は地球へと帰らなければいけないのだが、乗ってきた宇宙船はドラゴンとの戦いで壊れ、自分の体もボロボロになり、絶望してこの城にいるのだ。」


ミヤモト「なるほど。」


ノリユキ「ドラゴンを倒していたのは、このロボットだったのか。」


ノリコ「ということは、ドラゴン・キラーはここにはないってことね。」


ミヤモト「じゃあ、ドラゴン・キラーはいったいどこに?他に何か情報はないのか?」


ノリユキ「今のところは何も・・・・とりあえず、いったんグロッキー村へ戻って、情報収集でもしましょう。」


ノリコ「そうね。」


ロボット「私がこの星に到着して、ドラゴンと戦いながらこの城に辿り着くまでに、ハリケーン村の山奥の方で、空を飛んでいるドラゴンが急落下するのを何十体も見た。翼が止まり、そのまま山の中に落下していた。もしかしたら、ハリケーン村に何かあるのかもしれない。」


ミヤモト「ハリケーン村といえば、ソータがいる村だ。ソータは普通の男に戻ったと言っていたが・・・・たぶん、ソータだ。ソータが何か新しい能力に目覚めたのかもしれない。」


ノリコ「ソータさんて、もしかして、あの伝説の七色の男って呼ばれてた人ですか?」


ミヤモト「そうだ。伝説なのか?ソータは。」


ノリユキ「そうです。なんでも魔王を倒したとか。でも、地球という星から来たエイリアンに殺されたって聞いたんで、もう死んでしまったと思ってました。」


ミヤモト「ソータを倒せる奴なんて、この世界にいるはずがない。よし、ソータを捜しにハリケーン村へ行くぞ!!」


ミヤモトは直感した。キャサリンを倒すには、ソータの力が必要だということが。ソータがどんな能力を持っているかは分からないが、おそらくソータは、キャサリンの天敵となるはずだ。


ミヤモト「情報、ありがとな。」


ロボット「ちょっと待ってくれ。」


その場を去ろうとしたとき、ロボットは左手の人指し指と親指を左目に突っ込み、青白く輝くビー玉のような目玉を取り出した。

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