第3章 キャサリン誕生秘話
ルーファス団長は、ラブホ・マオウホテル5階・503号室のリビングにある、自分の背丈ほどある鏡に写ったガリガリの肉体を見て泣き崩れていると、背後に黒い霧が広がり、その霧は渦を巻いて1つにまとまり、女の姿になった。
女は身長が175ぐらいで、黒髪の長い彫りの深い綺麗な顔、そして黒いロングドレスを着ていた。
ルーファス団長「だ、誰だ!!お前は!!まさかデリヘル嬢か!!俺はデリヘル嬢なんか呼んでないぞ!!さっさとこの部屋から出ていけ!!」
女「はあ?何言ってるの?私はあなたのダークオーラから生まれた人型ドラゴン、ブラックドラゴンのキャサリンよ。」
ルーファス団長「なに!!ということは、俺はいつの間にか妊娠していたというのか!!ゴリラにでも孕まされたというのか!!」
キャサリン「プッ。」
キャサリンは思わず吹き出して笑った。
キャサリン「ハハハハッ。あなたの自慢の体がガリガリになったのは、ダークオーラがなくなったせいよ。ノヴァが代わったせいで、あなたは以前のあなたではなくなったの。これからは、魔法使いとして生きるのよ。」
ルーファス団長「俺の自慢の肉体は、お前だったと言うのか!!ふざけるな!!俺は魔法なんか使えないし、魔法の呪文を唱えるよりも、殴った方が速い!!今さら魔法使いなんかになれるか!!俺は今年で48だぞ!!物覚えも悪いんだよ!!」
キャサリン「大丈夫。私が側にいれば、どんなポンコツのおじさんでも魔法が使えるわ、それも超強力な魔法を。」
団長・ルーファス「なんだと!!じゃあ、今すぐ出発だ!!もし魔法が使えるというのなら、その魔法でn国をぶっ壊す!!」
ルーファスとキャサリンは、3日間かけてn国に着いた。
n国は、ミカンが豊富な街でミカン農家が多く、いざという時は、ミカン農家の人々が槍を持ち、騎士となって街を護るのであった。
団長・ルーファス「とりあえず、腹が減った。」
街に着くとルーファスは、ドラゴンゾンビから降りて、近くにいる長いフランスパンを幾つもかかえた、お使い帰りの少年をいきなり殴ってパンを奪った。
団長・ルーファス「お前も食べろ。」
ルーファスがキャサリンにフランスパンを1個手渡そうとしたとき、殴られた少年が起き上がり、ルーファスに飛び蹴りを喰らわした。
団長・ルーファス「ホゲエエエエ!!」
そして、倒れたルーファスに馬乗りになって、ボコボコに殴り始めた。
少年「おっさん、何をするんじゃい!!このボケエエ!!死にやがれ!!」
団長・ルーファス「グワアアア!!ホゲ!!ホゲ!!ホゲ!!ホゲ!!このクソガキが!!」
ブチッ!!ヒューーーーン・・・・・・・・ドテ!!
殴られ続けるルーファスを見兼ねて、キャサリンが思いきり少年の顔を蹴ると、少年の首が取れて飛び、30mぐらい先に落ちて転がった。
ルーファスは、上に乗っている首がない少年の死体をのけて立ち上がり、その死体に蹴りを何十発も入れ始めた。
団長・ルーファス「このクソガキが!!汚い血を俺につけんじゃねえ!!このクソボケが!!」
その光景を見ていた街の人々は叫んだ。
街のおばさん達「キャアアアア!!人殺しよ!!このポンコツのおっさんと若い女が、少年をなぶり殺しにしたわ!!」
「綺麗な顔をして、なんて酷いことをするの!!この女は!!」
「人殺しよ!!」
街のおじさん達「未来ある若者に、なんて酷いことを!!」
「許さん!!俺は許さんぞ!!」
「パンを奪ったうえに、命まで奪うとは!!コイツらは地獄行きだ!!」
ルーファスとキャサリンの周りに多くの街の人々が集まり、続々と変身をし始めた。
街の人々「へーんしーん!!」
「へーんしーん!!」
「へーんしーん!!」
街のあちこちで、街の人々はそれぞれ各々の変身ポーズをとり、スウェットスーツを身に纏い、シルバーランサーを持った騎士となった。そして、槍をルーファスとキャサリンに向けて構えた。
街の人々「正義のn国ナイト、ただいま参上!!」




