第2章 哀しきブラックナイト達
ワルド「なんて魔法だ!!以前より質が悪くなってやがる!!」
サダ「見て!!」
サダが指差す方向に、蹲って大波に耐えたブラックナイト達の姿があった。
ブラックナイト達「俺達は、何年もブラック企業で働いて来たんだ!!」
「俺達にはもう、このブラックナイトの仕事しかない!!こんな水の魔法に負けるわけにはいかないんだ!!」
ブラックナイト達は、体をプルプル震わせながら、次々と立ち上がり始めた。
ミーナ「凄い!!大人のしがらみを感じる!!」
ギズモ「あのブラックナイト達、かなり無理してるわね。」
ミヤモト「お前ら、そこまでして立ち向かって来るのか。よし、今すぐ楽にしてやる!!二天一流・流し斬り!!」
ブラックナイト達「秘技・パワハラ慣れ!!」
ミヤモトは、流れるようにブラックナイト達を二刀流で斬っていったが、ブラックナイト達は誰一人倒れなかった。
ミヤモト「なに!!これが元サラリーマンの底力という奴か!!」
ミーナは右手を前に出して、魔法を唱えた。
ミーナ「ハルミネーション!!」
ブラックナイト達に、それぞれの以前の職場で働いているオフィスの幻覚が見え始めた。
上司達「なんだこの書類は!!やり直し!!」
「今日もサービス残業よろしく。」
「ほんとお前って使えないな!!」
部下達「あの人は宛てにならないよ。」
「フッバカやが。そんなのも分からないんですか?」
ブラックナイト達「う~~う~~。」
ブラックナイト達は、呻き声を上げながら、その場に蹲った。
ブラックナイト達「秘技・耐える!!」
ブラックナイト達は再び立ち上がり、ソータのいる方へ向かって来た。
ミーナ「なんて精神力なの、私の魔法がかき消されたわ!!」
サダ「チャラチャラと男遊びをしているアンタの魔法なんて、ブラックナイト達から見れば遊びも同然。」
ミーナ「クッ。」
ユナ「大人って大変なんですね。ここまでして、仕事に命をかけないといけないなんて。」
ミーナ「どう?ユナちゃん。これを見て、少しは勉強する気になった?」
ユナ「はい。明日から、ちゃんと復習をしようと思います。」
ミーナ「そう。良かったわ、そう思うようになってくれて。ソータ!!頼んだわよ!!ブラックナイト達の属性は闇、光の属性のソータの魔法なら、倒せるはずよ!!」
ソータ「はい。ヒカリ、魔法を。」
ヒカリ「よし、じゃあ大技でいくぞ!!絶・コスモ!!」
ソータ「絶・コスモ!!」
ソータが大空に両手を広げて魔法を唱えると、超巨大な幾つもの光の大剣が、ブラックナイト達に降り注いだ。
ブラックナイト達「グワアアアア!!」
「もう無理だ!!俺はこの攻撃に耐えることができない!!」
「グワアアアア!!今月末をもって退職します!!」
「グワアアアア!!明日から入院します!!」
超巨大な光の大剣は、ブラックナイト達のブラックプレートを粉々に打ち砕き、スーツ姿の男達がうつむせになって倒れた。




