第2章 苺
魔王となったルーファスは、長い金髪に水色と白色の谷間ホール・花柄タイトミニドレスを着て、白色のハイヒールを履いたいい女・キャサリンを連れ、とある街にいた。
街は崩壊寸前。多くの人々が倒れ、怪しい黒い霧が地面を覆っていた。
キャサリンが、中年の男・市長を連れて来た。
キャサリン「市長があなたに降伏するって。お金を毎月いくらか献上するって言ってるわ。」
魔法・ルーファス「金か・・・・。金のことはサダに任せよう。キャサリン、更に強力な魔法を使いたい。」
キャサリン「これ以上の魔法を使うと、街が無くなってしまうわよ。収入源が無くなって、サダに怒られるわよ。」
魔王・ルーファス「構わない。収入源は、また作ればいい。」
キャサリン「しょうがないわね。」
キャサリンは、右手でルーファスの左手と手を繋いだ。
市長「待って下さい!!助けて下さい!!お金なら、ちゃんと払うから!!お願いします。」
市長の渾身の叫び声は、ルーファスとキャサリンには聞こえなかった。
キャサリン「はい、どうぞ。呪文はワールド・オブ・エンドよ。」
魔王・ルーファス「ワー」
ルーファスが呪文を唱えようとしたとき、繋いだ手を叩かれ、手が離れた。手を叩いたのは、サダだった。
サダ「ちょっと、何をしようとしてるのよ!!相手は降伏して金を払うって言ってるんだから、もういいじゃない!!」
ルーファスが後ろを振り返ると、サタが立っていた。前魔王が死んでから、サダはブラウンの髪を束ねる髪型になっていた。
キャサリン「残念ね、サブリーダーが来ちゃったわ。」
魔王・ルーファス「仕方ない、またの機会とするか。どんな魔法が使えるか、だいたい分かってきた。そろそろ、ポナ村へ前魔王の敵討ちと行きたいが。」
サダ「前魔王様を倒した、七色の男の状況を知りたいのね。あなたがそうなったように、七色の男もきっと、元の力を失って、別の力を得ているはず・・・・。」
魔王・ルーファス「そうだ。俺の闇のオーラが、この人型ドラゴン・キャサリンを生み出したように、奴の光のオーラは、何らかのドラゴンを生み出しているはずだ。」
サダ「分かったわ。じゃあ、例の金に困っている山賊に、偵察に行かせるわ。」
サダは、魔法・ムーブメント改で消えて、どこかへ行ってしまった。
少し離れた位置から、市長が魔王・ルーファスに向かって叫んだ。
市長「助けて頂いて、ありがとうございます!!私は、この街の市長・コメカワと言います。来月から苺を、あなたの口座へ振り込みます。」
コメカワの言う苺とは、150万という意味だった。
キャサリン「苺?それって果物じゃない。何言ってるの、この人。」
魔王・ルーファス「キャサリン、苺は果物じゃなくて野菜だ。いいじゃないか、健康的で。」
キャサリン「ふ~~ん、苺って野菜なんだ。」
キャサリンは、市長・コメカワに向かって叫んだ。
キャサリン「じゃあ、美味しい苺をお願いね、赤くて甘い、美味しいやつよ。」
コメカワ「ありがとうございます!!」
市長・コメカワは、深くお辞儀をし、魔王・ルーファスとキャサリンがその場を立ち去るまで、頭を上げなかった。




