お父さん、夕食に遅れる
キャラクター作成も完了しましたよっと。
それにしても、今のゲームは昔と全然違うからびっくりしましたよ。
あまりにリアルだしスキルもいっぱい選択できてオンリーワンな感じがいいね。
などと考えてるとメールが・・・
「あなたの愛する妻と息子がかれこれ一時間お腹を空かせて待っています。
早く来いよ! 朝子より」
やばい、かれこれ三時間以上もキャラクター作成に没頭していた・・・
「誠に申し訳ありませんでした。」
「優にゲームは節度をもってしなさいといった本人が嵌まってどうするのよ。」
「本当にすまない。」
やってしまった。謝りながらの食事はなんだか味がしないな・・・
「優、ゲームは始めたか?お父さんはキャラクター作成までは出来たよ。」
「僕も出来たよ、種族と職業とスキルはある程度決めてたから外見に時間がかかったかな。」
「そっか、優はどんなキャラクターかな?お父さんはハーフオークの槍戦士だぞ。もう現実と違ってムキムキだぞ。」
「うわー、お父さんと違って物凄く厳ついキャラクターだね。僕はハーフリングのシーフにしたんだ!レベルを上げて目指すは忍者だよーー!」
「そーか優、この後少しお父さんと遊ぶか?」
「ごめん、明日の予習をしないとダメだから。また今度ね。」
「そっか、じゃまた今度一緒に遊ぼうな。」
「はーい。」
朝子さんはリビングで韓流ドラマを楽しんでるので、私もゲームの続きをやろうかな。
高山賢一42才、ダンジョンにいざ出陣。




