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大好きな妻が亡くなった  作者: ゆき


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59日目 妻の夢 壱


8月29日(土)

午前1時35分

リアルタイムで記す。

戯れ合いながら私と話す妻がいる。


妻「私はそんなに強くなくてもいいんだよぉ」


満面の笑みで笑いながら話す妻。

妻はソファーに座っている。

私は隣で妻を見守る様に見ていた。

鬱ら鬱らと目が覚め、はっと気がつく!


私「あぁムッチだームッチーだった」


嬉しさが込み上げる。

生前の容姿そのままで笑っている夢

あの懐かしい声も聴けた。

とうとう夢を見た!

凄い嬉しいよ

忘れる前に暗がりの寝床で日記を記す。


ムッチありがとう!


あぁ会えた…ほんと嬉しい

目覚めた一瞬は何も判断出来ず夢の続きをまた堪能しようと眠り掛け「はっ!?」っと気がついた。

これって良き夢の続きを見られる流れだが、そのまま寝ていたら記憶に絶対残らなかった。

気がついてほんと良かった。

この時間だとまだ足攣りは無いのか


ありがとうムッチ!


すっかり目が覚めてしまった。

トイレへ行こう


午前2時35分

リアルタイムで記す。

妻とスーパーで買い物をしている。

20%オフのシールが貼ってある商品をスーパー専用端末にかざしピッ!と反応させ終わった後でカゴに入れようとするも妻に指摘された。


妻「それバーコードがズレてない?」


たぶん20%オフシールのバーコードでは無く最初のバーコードの事を言っているのだろう。

店員がそんなミスするかな?っと思ってフッと目覚めた。

あ、また妻に会えた!


ありがとうムッチまた来てくれたんだね


明晰夢みたいに今日はポンポン夢を見る。

とても日常的で幸な日々を体験した。

とっても嬉しい。

また何か見るかもなので直ぐ寝よう。


午前5時半頃

ぼーっと目が覚める。

何やら夢は見ていたがその夢は思い出せない。

三度目は無かったか…

やや足は攣っていたがそれ程でもない。

まぁでも二度も立て続けで見られる本命の夢なんてそう体験出来る事ではない。


深夜の夢を記した内容を読み返す。

酷い誤字と脱字で何を言いたいのかは分かるのだが読めたものではなかった。

なので修正しつつ読み返してみる。

以前の幸せが頭の中で蘇り涙を流す。

あぁ嬉し泣きでも胸がぎゅーっとするもんなんだ…でもこれは随分と心地良い痛みだ。


夢の体験はリアルでは経験した事が無かった。

初めて見る光景であり初めて妻が発した言葉だった。

これは私の勝手な思い込みだがひょっとして妻と夢の中の私は日常を常に楽しんでいるのかな?

だったら良いなー眠る度に妻に会っていると思うだけで心が温かくなる。

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