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【F. ラストショット】
――静かな朝。
丘の上、リリアナは笛を唇にあてた。
ひと吹き。
その音は風に溶け、やがて大地の奥から光の線が立ち上る。
焦げた土の間を縫い、雲を突き抜け、朝焼けの空へと伸びていく。
悠真たちは無言でそれを見上げた。
誰もが、その先に“まだ見ぬ未来”を見ていた。
リリアナの髪が光を受けて揺れる。
瞳に映るのは、どこまでも続く――心の鉄道。
「行き先……“自由支線”。」
笛の余韻とともに、画面が白く包まれていく。
淡い汽笛音が遠ざかり、
最後に静かに浮かぶタイトル――
『心の鉄道譚 ― The Soul Line』
行き先:自由支線
光の粒が流星のように散り、
新たな旅の始まりを告げるように、
朝の空の彼方へ――消えていった。




