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3. 伝承の始発 ― 心のレールは未来へ
朝の陽光が校庭を包み込み、列車の音が穏やかに遠ざかっていく。
生徒たちの笑い声が風に溶け、リリアナの外套がはためいたその瞬間――視界がゆっくりと広がっていく。
カメラが引く。
学園のミニレールは、校門を抜け、丘の向こうへと滑らかに続いていた。
その先には、無数の線路が入り乱れる巨大な都市の姿。
蒸気と光が交錯する街――“レール連合都市”。
空の高みには、昨夜の“未来列車”が残した光の軌跡が、かすかに揺らめいていた。
まるで、誰かの夢がまだ空を走り続けているように。
悠真の声が、静かなナレーションとして重なる。
「人が信じる限り、線路は続く。
それが、心の運行――鉄道の魂だ。」
その言葉を最後に、映像は遠ざかる。
校庭、都市、そして空のレールが一本に繋がり、世界全体が“ひとつの路線”のように見える。
――そして画面に、次章タイトルが浮かび上がる。
第3章:レール連合と暴走都市




