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一体何を吹き込んだ

翌朝俺はリリーさんにたたき起こされ、ギルドを追い出され、クライアント様の待つ入場門も向かった。


「リリーさんこの頃容赦なくなってるよな絶対」


少し前までたたき起こされる事なんてなかったのに!!

そんな事を考えながら入場門に着くと、ギルドメンバーの一人であるリーブ・カランが待っていた。


「よう!リーブ!久しぶりだな」


「マスター久しぶりです!」


長身の坊主頭がピシッと敬礼をしてその体勢のまま動かなくなる。


「もう敬礼はいらんだろ、お互い軍を止めたんだ」


「はっ!失礼いたしました!」


忘れてた、こいつ真面目で融通が利かなかったんだっけか、気が重くなってきた。


「今日は頼りにさせてもらうよ、山での行動となるからな」


「はっ!お任せください!」


また敬礼しやがった・・・・出発前から憂鬱になってきた。

二人で憂鬱な時間を過ごしていると俺達の前に幌のついていない安物の馬車が止まり一人の女性が降り出来た。

緑のロングヘヤをなびかせ20代のきりっとした女性だ・・・・・美人は大歓迎だ!!


「お待たせしました、今回の調査を担当する生物学者のロゼリエ・ルーンです、よろしくお願いします」


「今回護衛をするルクスだ剣を使う、それとこいつはリーブ、土魔導師で山に関するスペシャリストだ、よろしく」


ロゼリエと握手をしながらの自己紹介の後はこれからの打ち合わせをする事になった。


「この馬車で山の入り口まで行った後にサルティア山のとほで登ります、私も【アイテムボックス】持ちですから自分の分は用意してあります」


「俺達もだ、山に入った後はリーブを先頭にスノーパンサーの探索と観察でいいんだな?」


「はい、サルティア山には魔物もいます、護衛もお願いしますね」


「分かっている、ロゼリエさんには危険が及ばないように頑張るさ」


そしてさっさと終わらせて・・・・・三連休を満喫するんだ!!


「・・・っと依頼書には書いてなかったが見つからなかった場合・・・もしくは探す時のリミットの期間は?」


「・・・そうですね、二週間・・・・ですね・・そこまでの食料しか持ってきてませんから」


長っ!!ええええ!そんなにかかるの?聞いてないんだけど!!


「さっさと見つかった欲しいな」


「それには同感ですわ」


最大二週間かかって終わったら三連休・・・・あれ?割に合わなくないかこれ?・・・・・・・・おのれ!リリーさんめ後で文句を言ってやる!!あ!移動時間も入れると・・・・おのれぇ!


「では出発しましょう」


「了解、リーブ御者を頼む」


「はっ!畏まりました!」


敬礼はいらんって言ってるだろう!ロゼリエさんが怪訝そうな顔でこっちを見ているじゃかねぇか!!



俺達はサルティア山に向かい出発した、フィールからサルティア山まで約一週間、それから山に入って二週間、帰りに一週間・・・・・やっぱり割に合っていない!帰ったら一週間は休んでやる!!


移動を始めて一時間もしないうちに、魔物と遭遇したのでリーブに頼んでサクッと倒してもらい進んでいき今日の野営地に到着、ロゼリエさんは馬車で、俺達はテントをはってそこで過ごす。


「あのーロゼリエさん・・・・本当にそれ食うの?」


「・・・・・もちろんです、やってしまった物は仕方がありませんから」


きりっと言い放つロゼリエさんは絵になるが、手元にあるのは焦げた料理・・・・・・・ロゼリエさんはあまり料理はしないらしい。


「何だったら、この肉食べる?」


今俺達はさっき狩ったクレイジーホーンと言う鹿の魔物を捌いて焼いて食べている。


「いいえもったいないのでこれを食べます」


顔をしかめながら二口くらい食べた後、涙目でこっちを向いて俺達をアツイ視線を送ってきている。


「・・・・どうぞ」


「・・・・ありがとうございます」


視線をそらしながら肉が盛りつけてある皿を受け取って食べ始めるロゼリエさんを見た後に俺達も食事を再開して終わらせた後にリーブと交代制で睡眠をとることになり、俺が先に寝ることになった。


「リーブ時間になったら起こせ」


「はっ!お休みなさいませ!」


「ロゼリエさん、ゆっくりと休んでくださいね、警備は任せてください」


「お願いします、お休みなさい」


馬車の荷台で横になるのを見た後に俺もテントに入り眠ることに。


「・・・・マスター起きてください、時間です」


「・・・・・あと12時間・・・・」


むしろ仕事しなくていいんじゃないのかなリーブにすべて任せて・・・・


「へぶっ」


痛みに起きて鳩尾を見ると拳大の石が置かれていた。


「リーブ、お前何してんの!」


「起きないときはこうしろとリリーさんが」


リリーさーーーーーん!何を吹き込んだ!!



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