ギフテッドクラス
入学式の1日が終わり
寮で寝るシエルとカイン
夜が明け
学校に向かう
途中、家から通っている
猫獣人のモナカと合流する
シエルとカインとモナカは
1年生が集まる真ん中の城へ
そこにはクラスが書かれた紙が張り出されていた
この魔法学校は
4つのクラスに分けられる
優秀エリートクラス
才能有ギフテッドクラス
努力次第ステップクラス
普通ノーマルクラス
3人とも
ギフテッドクラスだった
「お、オレにしちゃーいーんじゃねーの?」
カインは笑う
「シエルも同じだね!」
モナカも笑う
「そ、そうだね…(なんてこった…ノーステスや父上に怒られる、時期勇者の僕がエリートじゃないなんて…)」
「暗そーな顔してんなよ!シエル!」
カインがバシッと背中を叩く
「そ、そ、そうニャ!いっぱい勉強したら、
上のクラスに上がれるって聞いたニャ!」
励ますモナカ
そうして三人はギフテッドクラスへ向かう
クラスに着くと教壇には
昨日遅刻ギリギリで登校したのを見られた先生だった
先生は白髪のオジーさんでイカにも魔法が得意そうな
見た目をしていた
「ほっほっほっ待っておったぞ…
コレでギフテッドクラス全員来たのぉ…」
「では自己紹介、ワシはエルドルド・ウォレンじゃ
よろしくのぉ…主に歴史、古代魔学、魔法薬学を教えておる」
「では皆にも自己紹介してもらうかのぉ…」
ーーー
「私はモナカ・ニャストラル、属性は
火、土、風です、身体強化の魔法が得意で……」
「オレはカイン・ガーナー!属性は
火、風、光で付与魔法が得意なんだ!あと……」
「僕はシエル・サキムラです、属性は…
一応…全属性で…」
クラスがざわつく
「得意魔法は攻撃系ですが…まだまだ苦手で……」
シエルが自己紹介を終えると
カインが小声で話しかける
「お前、全属性なの!すげーな!」
ーー
「オーーーホッホッホ!
ワタクシ、クリア・トリエリスですわ!
よろしくってよー!属性は、
水、風、光、闇ですのーフフフ…得意魔法は水と風を混ぜた氷の魔法が得意ですわ!そして……」
ーー
自己紹介が終わり
授業、テスト、成績説明が終わる
「次は外じゃ、休み時間後校庭に集合するようになぁ」
休み時間に入る
「そこのアナタ!」
シエルは金髪の縦ロール美女に止められる
「君は確か…クロアリさん?」
「クリアですわ!シエルさん…
先程私より目立っていましたわね…」
キッとクリアが睨みつける、バンッと胸に手を当て
「ワタクシ!このクラスのトップを狙っていますの!アナタは良いライバルになりそうですわ!」
カイン「あははーけどシエルはエリートクラス目指してるらしいよ!」
「キーーー!ならワタクシも!エリートクラスを目指しますわ!よろしくて!では、ゴメンアソバセ」
「なんだったんだ?なぁーシエル…
変なのに絡まれたな」
校庭では
エルドルド先生が
校庭について教えくれた
深い湖、迷いの森、どれも少し危険らしい
「ではでは、今日は…魔法のホウキについて教えようかな、では皆さんの後ろに置いてあるホウキを持ってくださいのぉ魔法使いならホウキに乗り旅するものじゃ」
先生はホウキにまたがり魔法を唱える
「エアサポ」
先生はゆっくり浮き始める
「では皆さんも、同じように!」
各々ホウキにまたがり魔法を唱える
「「「エアサポ」」」
「おー流石、ギフテッドクラスじゃわい、
皆飛べておるの」
「シエル!スゲー楽しいなコレ」
カインはホウキで空中を旋回する
「風が気持ちぃニャー」
「では皆、ついて参れ」
先生を先頭に学校を周り
施設の説明をする
途中ステップクラスとすれ違う
校庭に降り立つとノーマルクラスが
ホウキの練習をしていた
「お疲れ様ですじゃ、皆完璧に飛べとるわい
今からお昼じゃが、空を飛ぶ魔法で魔力を使っておる!ご飯を食べゆっくり休むように!」
「あと、ホウキは元の場所に戻すこと!
ほいじゃーのぉー」
先生はホウキで真ん中の城に飛んでいく
ホウキを片付け
三人で城の広場へ行く
広場ではバイキング形式で昼ご飯が準備されていた
「モナカ!このテーブルさ!夕食の時上に飛んでるだぜ!」
「あー!もしかしてテーブルを浮かしていた魔法って?」
「「エアサポだ!」」
シエルとカインが声を揃える
「こんなに沢山のテーブルを?すごいね!」
モナカは笑いながらご飯を食べ始める