エド先輩
シエルは夕食の時間になりカインと
学校の真ん中にある城へ向かう
城では先輩や同級生など集まっていた
校長が現れると
カインはフザケて鼻を触って
こちらを見てくる
校長に睨まれ
寒気がする…
カインは校長の美しさに
またグラついている…が様子がおかしい
「カイン大丈夫?」
小声で話す、また倒れそうになっていた
隣で見ていた先輩が話しかける
「その子は魔法耐性に弱いみたいだね…
コレ飲むかい?」
ポケットから黒い薬が入った瓶を取り出す
「今日授業で作った魔法耐性を上げる薬だよ、
校長は常に魔法の魅了が出てしまっているんだ…稀に倒れる子が居るらしいんだけど…あぁそういえば今日の入学式でも倒れている子が居たらしいよ」
「それ僕です…」
カインは照れながら先輩から薬を貰う
「水…」
カインは水を探そうとした時、ある事に気付く
今から、この大広場で夕食をするのに
テーブルや椅子は見当たらず
水、夕食もない…が広場はいい匂いがする
仕方なく、水無しで薬を飲み校長の話を聞くが
カインとシエルは腹の虫が鳴く
「そろそろだよ、待ってて」
先輩がそう言うと
「では夕食を始めます」
校長がパチンと指を鳴らす
「きたきた」
上を見る先輩、シエル達も上を見る
上からゆっくりテーブル、イス、夕食が
フワフワと降りて、決められた位置に収まる
「場所は決まって無いよ!さぁ食べよう!」
先輩は慣れた様子で夕食を分ける
「自己紹介がまだだったね
僕はエドワード・ウォレンよろしくね!」
握手し2人の名前を聞く
シエル「そのネクタイ色…上級生何ですね!」
ネクタイの色は
1年生が若草色2年生は水色
3年生が赤色となっており
すぐに見分けがつく
先輩と話ながら夕食を食べる
ーー
「エド先輩は卒業後どうなさるんですか?」
「えーと、ここの先生を目指すつもりなんだ」
ーー
「えっ君たちもあの寮なのかい?」
「はい!そうなんですが、その言い方だと
寮によって何か違うんですか?」
「いや、別に違いは無いけど、あの舎監は
校長の右腕で相当の実力者らしいから…
怒らせないでね…」
ーー
「昔…校長が若い頃に魅了を自分に使ったんだけど強力過ぎて今でも取れないらしいよ」
「困るなーオレ毎回倒れそう…」
「実は校長…150歳らしいんだ、だから百年以上魔法が消えてないんだ」
「すごいを通り越して怖いですね」
ーー
夕食を終え2人は
エド先輩と寮に帰る
「舎監がいらっしゃるね…あの方はザック・バラン」
「さっき言っていた実力者ですね…」
小声で話ながら寮入る、その時
「カインくん!!」
ザックから声をかけられる
カインは驚き振り返えり、
ザックの圧に泣きそうになる
「部屋は綺麗に使いましょう!」
とニッコリと優しい顔でザックは
寮の入り口に戻る




