表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
36/37

失うもの

のんびり暮らしていこうと思ったのに…。

世の中上手くいかないものだ。

税金てどの世界にもあったんだな。


どうやら普通の市民は50%の金銭を要求されているらしい。

まあ、消費税がないだけましなのかもしれないけど…。


その計算に基づいて村の税金が決められていたようだった。

去年は作物が沢山取れたので良かったらしいが…今年は不作。

その分減らしてくれればいいのにとは思う。


俺は困らないけど…アンの実家が無くなる、もしくは居られなくなるってことだよな。


「小麦があればいいんですよね?」

俺は決意した。

一時の決断。

ここを離れなければいけないかもしれない。


税を納める先…は急に小麦が納められれば変に思うに違いない。

ここには世話になったしいいか。


「ただし、今回だけですよ。今度から何らかの対策をしておいて下さいね。」


俺は能力を使って小麦を作った。

「これを沢山作ります。このことは内緒にしてください。」




俺は村の端の食料倉庫に案内された。

瞬く間に大量の小麦を創造し倉庫がいっぱいになる。


「お、おお・・・。」


ファーレンさんは驚きすぎて声が出ない様子だった。



****



明日には出て行こう。

行く当ては無いけど。

村に住んでいたら、ずっと当てにされてしまうから。

そういうのは嫌だからね。


アンには内緒で行こうと思う。

もう、会うことも無いかな…。


「こんな事なら、カモミールさんの提案を受け入れれば良かったかも…。」

頬を涙が伝う。

俺、結構女々しいな…。

その日の夜は中々寝付けなかった。

こんなに悲しい思いをしたのも初めてだった。



****



「どこへ行く気?」


朝早く支度して、朝もやが残る中・・俺は村を出ようとしていた。

門の出口でよく見た赤い髪の少女が立ちふさがる。


「…ギルドだよ。」


「ギルドはまだ空いてないでしょ?じゃなくて・・もう、帰って来ないつもりでしょ。まったくもう!」


アンは俺の腕にしがみ付いた。


「私も行く!ずう~っと一緒なんだから!」


「アンにはバレバレってわけか。敵わないな。」


「因みに親には言ってあるから心配しないで。さあ!レッツゴ~。」


俺の隣はアンの席ってわけね。

住む場所を失って、これから不安が無いといえばウソになるがまあ何とかなるだろう。

これからも俺とアンの日々は続く。

何処に行くとか、そこらへんはこれから話し合って決めればいいか。

俺たちの旅は始まったばかりだ。


面白かった


続きが気になる!


と思ったら


下の☆☆☆☆☆から作品の応援お願いいたします。


面白かったら☆5つ、つまらなかったら☆1つ正直な感想で構いません。


ブックマークもいただけると嬉しいです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ