これまでのあらすじ(19~20章)
第19章 守護者VS修復者
頻発する魔の襲来。ハルトの『封絶の世界』やリリスたちの活躍で、タイラスシティは守られていた。
一方、バネッサの元には彼女に『移送』のスキルを与えた神『天翼の女神』が現れる。バネッサたちの計画を阻止するため、女神は自らの消滅と引き換えにバネッサの命を奪う。
しばらくして、その場に現れたエレクトラはバネッサの死を知り、逃走を決意。が、それを『つまらない行為』と断じるセフィリアによって、エレクトラは殺されてしまう。
数日後、ハルトの元にセフィリアが訪れる。バネッサとエレクトラの死を告げられ、同時に彼女たちが計画していたことを知るハルト。
バネッサたちが目論んだ世界の変革。それすらもセフィリアにとっては『ゲーム』に過ぎなかった。己が楽しむためだけに、無邪気に『修復』のスキルを振るい始めるセフィリア。それを止めようとするハルトとの戦いが始まった。
リリス、アリスも巻き込み、スキル合戦が繰り広げられる中、セフィリアのスキルに追い詰められるハルト。土壇場でハルトはリリス、アリスとの連携攻撃を繰り出し、かろうじてセフィリアを封印するのだった。
第20章 終わりゆく世界
各地に現れる大量の魔族。ギルドの冒険者たちは総力を挙げてそれを迎え撃つ。
その中にはハルトがギルド入団審査を受けたときの試験官ダルトンや、以前ともに戦った女戦士アイヴィ、ランクS冒険者アリィ、さらに傷が癒えないながらも『強化』のスキルで戦うジャックの姿もあった。
一方でリリスとアリスの父、ラフィール伯爵やギルド長のテオドラは、降臨した神々と魔軍をともに消滅させようと目論む。
ハルトたちは魔の軍団との戦いに突入する。そこに現れる六魔将ビクティム。かつては苦戦させられた敵に、ハルトは『封絶の世界』を使いこなし、戦いを優勢に進める。
そこに魔王とイオが降臨。戦いはいよいよ激化する──。








