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変態:1

「ブヒャヒャヒャヒャヒャ!! 見たか? 今のババアの顔!! あいつ二階のババアだったな。よし、もういいぞ。早くコートを来て外に出るんだ」


 オレはコインランドリーで二葉に一通り痴態を演じさせた後、最後のミッションである公園に向かわせた。目の前のモニターには、二葉の帽子のカメラから入ってくる映像がリアルタイムで流れて来るが、歩いてる間は画面がかなり揺れて気持ちが悪い……これはやや誤算だった。


 二葉を移動させてる間にオレはトイレに行くことにした。敷きっぱなしのフトンの上に散乱する、これまで二葉に使って来た色んなオモチャや器具を蹴散らしてトイレに飛び込む。便器に腰掛けて用を足しながら、オレはニヤニヤ笑いが止まらなかった。


 二葉がここまで命令に従順な女とは思わなかった。気弱で主体性の無い女ではあったが、まさかここまで言いなりになるとは……これなら最後までプレイを楽しめそうだ。


 オレは便器の水を流して洋間に戻る。洋間の壁には、今までに撮り溜めた二葉の様々な痴態を写した写真が一面にはりつけてあった。これがある限り、二葉はオレの肉奴隷……オモチャだった。


 四十過ぎて無職のオレは、実家からこの裏野ハイツ(クソアパート)に追い出され、家賃と小遣いだけ渡されて完全に放置されていた。性犯罪やら盗撮やらの前科がある身ではロクな仕事がみつからず、おれはこの102号室に完全に引きこもって生活せざるを得なかった……まぁ、前科が有ろうが無かろうが、ハナから働く気なんか無いんだけどな!


 で、実家はそこそこ裕福なんで家賃と仕送りの途絶える心配は無かったが、引きこもりの生活はあんまりに退屈すぎた。ネトゲも動画サイト鑑賞も掲示板荒らしも、長年続けてればいい加減に飽きてくる。かと言って、外にでる気も全く無い。


 そんで、あんまりヒマすぎて死にそうだった時に、103号室(となり)の家の人妻が三十代のババアだけど(まぁ、オレの方が年上ではあるけどな!)結構美人で乳もデカかったのを思い出して、得意の盗撮と盗聴で入浴やらダンナの留守中に自慰してる所の画像やら動画やらを撮り溜めて、コイツで脅して肉奴隷ゲット! ってワケだ。気が弱そうな顔だったから強気で脅せば行けると思ったが、こうもアッサリ落ちると少し拍子抜けだった。


 ともあれ二葉はそんな具合に、押しに弱くて流され易く自我が弱いから、ちょっと強く命令すればどんなプレイでも従順に受けていたが、一年近く繰り返してればいい加減に飽きが来る。


 それで、何か奇抜なプレイは無いかとネットを漁ってる時に、偶然ドローンで空撮する動画を見て、不意に思いついたのがこの“人間ドローンごっこ”だった。

 必要な道具や機材は全部ネットオークションや通販サイトで購入した。カネさえ有れば何でも手に入るネット社会に感謝だ。


 で、流石に嫌がる二葉に、いいからやれと命令して、本日が初の人間ドローンの試運転となったってワケだ。


 正直、野外露出とか痴女とかにはにはあまり興味は無かったが、こうして実際に始めてみるとこれが中々面白かった。二葉の視点から映る画像はまるで自分が痴女になったみたいな気分で新鮮だったし、何より遠隔操作で二葉を操っていると、今まで以上に二葉と言う一人の女の人格を完全に支配している実感が得られて興奮出来た。


 だが、あんまり調子に乗っていると誰かに見られて通報されるかも知れない。二葉はかなりドン臭いので、警官に見つかったら逃げられないだろう。もし捕まりでもしたら、二葉はどうでもいいがオレの人生が完全に詰んでしまう。“馴らし運転”はこの位にして、そろそろ本日最後のミッションに入ろう。オレはスマホで二葉に公園に入る様に命令した。

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