ついに旅立ちの時は来た!!
はい、何だかすごく難産だったんです。
そして多分矛盾点いっぱい……
指摘があれば教えていただけると幸いです。
こんな拙い作品でも楽しんでいただければありがたいことです。
「ロート先生、これからどうしますか?」
この場が落ち着きを取り戻しユアンさんが話し合いを再開させました。
「そのことなんだがな、今まではアリスから離れるわけには行かず、且つここからアリスを連れ出せない状況になってしまい行動できなかったんだが……お前達が着てくれたことで行動を起こせそうだよ」
「と、言うと……王都に向かいますか?」
「そうだな、話をして見て……まぁお前達ならアリスの命に害があることはしないだろう」
そう言ってフィさんはパロゥさんの方を見ました。
「当然だ!この娘は我々の命に代えても守らねばならない!それが軍人だ!!」
「「「その通りです!隊長!!」」」
……何だかさっきから軍人さん達の性格がおかしくなってきてませんか?
「……別の意味では心配なんだが、王国が動いたという事はこの問題は早急に行動しなければならないからな、準備出来次第王都に向かう」
ん?フィさんが王都に行くという流れになってますが……これどういう状況になってます?
「アリス、二ヶ月ほど留守にするからユアンと留守番していてください」
……やっぱり私は留守番ですか、しょうがないですね国が動き出してる手前迅速に動いたほうがいいでしょうから
「…………ユアンさんと留守番と言うのは不本意ですが待っています」
私はそう言って答えておきました……まぁ状況が目覚しく変わっていっているので今回のフィさんのお出かけはしょうがないのかもしれません。
「そう拗ねないでくださいアリスさん、本来ならボクらがアリスさんを王都に連れて行くのが一番説明が早いのですが、ボク等の任務の関係上それができませんからね……そうなるとロート先生が出向くしかないのです」
「ふむ、ですがフィ殿の単独行動だとできることは限られますな、あなた方が身分を証明できなければ王に伝えることも難しいでしょう」
「後続隊にいるギルティス氏に連絡を取りましょう、彼に同行してもらえれば問題はありません。大群で動くよりは早く王都まで着けるでしょう」
「そうですな、早速伝令を出しましょう。ポール、事の顛末を後続隊に伝えに行け!パスタ分隊長は準備出来次第フィ殿と後続隊へ向け出発せよ!」
「了解しました!!」
…………何やら周りが勝手に動いていきますね……もう私に出来ることはないみたいですね。
周りがあわただしくなる中、暇になってしまいました。しょうがないので先程獲得した『魔物』でも解体しておきますか。
そうして私は入り口付近に移動し『魔物』を解体しだしました。
― ザクザクザク……ブシャ! ―
うん、こいつ等なかなか良質です、これらの素材があればまた罠も作れますね。ただ火薬などが無いので地雷みたいなのが作れないんですよね……仮にあっても私は作れないんですがね。
作るのはトラバサミとかですよ、最近は素材さえあれば結構手早く作れる様になったんですよ……ほら、先程手に入れた魔物の素材を高速加工して、もうトラバサミを五つも作りましたよ。
おっと、入り口に並べていても仕方ないですね。運搬用の荷台を取りに行きますか。
私は周りを片付けることなく荷台を取りに行きました。
◇◆
「よいしょ、これで必要なものは荷台に取り付けれましたかね」
「フィ殿、我々もいつでも出発できますよ」
「分かりましたパスタさん、早速出発しましょう」
私達は軍の後続隊と接触するために村を出発しようとしました。
「「「「「………………」」」」」
ですが村の入り口には凶悪なトラバサミが置かれていたんです……さらに持ってきていた魔物が酷いことになっており、小さい子供が見たら泣き出すような状態です。
「い……一体誰がこんな事を!!?」
パスタたちは入り口の惨状に驚愕しているが……私は知っている、誰がこれをやったのかを……
これをやったのはアリスだろう……
アリスと生活を始めて三週間だが実はかなり驚いている、何に驚いているのか、それはアリスの能力にだ。
アリスは物覚えが異常にいいのだ。
教えた事はどんどん吸収していく、それもほとんど際限なくだ。
戦闘技術も今ではそこいらのチンピラ相手なら余裕で勝てるほどである……調子に乗るといけないので本人には教えていないが……
そんな中でも特に異常といえるほどの向上したものがある。
罠作成だ、こいつに関して言うなら既にエキスパートと言えるレベル。
材料さえあれば大掛かりなもの以外なら大抵1~5分もあれば一つ作れる位のスピードもある。
そしてもう一つ、こちらはアリスの欠点だ、アリスにはどうしても苦手なことがある……それは片付けだ。
今回の目の前の惨状はこれらが合わさったものだろう……恐らく『魔物』を解体しその素材で罠を作ったのだろうが……解体した『魔物』を片付けれず、そして罠は製作してそのままと言うのがこの惨状の原因だろう。
誰だよ……アリスから目を離したやつは……あ、私か




