たくましくなった私?
本日一本目……
うん、ほのぼのとは何処に言ったのだろう?
こんな拙い物でも楽しんでいただけるなら幸いです。
最近サバイバル技術がメキメキ上がって普通の7歳とは掛け離れつつあるアリスですが。
フィさんと三週間ほどまたーりと廃村で生活をしていると変化が起こりました。
最近フィさんに作ってもらった双眼鏡であたりを見てると変なのを見つけたんです。
キャラバンっぽいものがこの村に向かってきているのです。
「フィさーん、何かキャラバンっぽいのがこっちに向かってきてるよ?」
「キャラバンっぽいって……つまり人の集団が来ているって事か?」
「そーう、まぁ荷馬車っぽいのが三台できてるから正確にはキャラバンじゃないんだろうけど……」
「んな事は問題じゃないな、問題は人が集団でこっちに来てるってことだな」
はい、状況が分からないと思うので説明しますね。
実はこの三週間で村を自分達の拠点としている為にちょくちょく改造してるんです。
で、村にあった三階建ての一番高い建物をもうちょこっと高く改造して見張り台みたいにしてるんです。
急造の見張り台なんで乗れるのは体重の軽い私しかいなく村にいるときは定期的に見張りをしてるんです。
何でそんなことしてるのかと言うと……最近野生生物が『魔物化』しちゃいまして、村付近の危険度がアップしちゃったんですよ……なので村にバリケードなんかも作っていて現在『廃村要塞化改造中』だったりします。
主に製作してるのはフィさんです。
建築や、増設、罠作成、備品作成、と多種多様に何でもこなしていきます。
前世の記憶がよみがえった時は、転生知識チートだぁ!などと思ったことがありましたが……フィさんの存在がチートすぎて……唯の一般人は能力の差に唖然とするばかりです。
「そいつらの格好が確認できるなら確認してくれ、後大体でいい、そのまま此方に来た場合、その集団は後どれ位でつく?」
「ん~格好は……皆青い服着てるのかな?……あ、ちょっと不味いかも」
「青い服着てキャラバン……それってこの国の遠征軍じゃね?それにしちゃ規模が小さいような……後不味いことって何だ?」
「うん、キャラバンが『魔物』に襲われたフィさんの足だと全力疾走して30分ほどの場所かな」
「はよ言わんか!助けに入るぞ!!」
怒鳴られました。
まぁ実際いくら軍でも『魔物』と初戦闘だとしたら不味いですね、急ぎましょう。
私は急ぎ見張り台から下り狩用の装備を身につけます。
「フィさん、私は後方で弓打てばいいんですか?」
「それでかまわん、後怪我人がいるだろうから救急箱も持ってくぞ」
「はーい、自転車に救急箱取り付けたよ」
「じゃあ乗れ、いそくぞ!」
そうして私とフィさんは自転車を二人乗りして戦闘地点に向かいます。
ん?何か物凄く変なものを見る目が向けられてる気がしますね……はい、ちゃんと説明しますって。
まぁ、言っちゃうとただの自転車なんですが、フィさんが魔術で身体強化して乗るとバイク位の速度が出せちゃうんですよ……ただこの辺森ばっかりなんで普通の自転車だと走れないんでタイヤにフィさんが魔術的な細工をしているんですが、そうすると森の中でも走れる様になっちゃったんですよ。
なので少し遠出する場合などに自転車を使うようになりましたね、フィさん限定ですが……
ちなみにこの自転車は私が前世の知識って言っていいのかを使って考案しました。
本当の目的はこれで王都まで時間短縮できないかと思ったんですが……魔力による身体強化ってそんなに長時間できるものじゃないらしく結論は無理と言う結果に……まぁでも、今回のような場合だと使えるアイテムに早代わりです。
そしてこの自転車なら目的の場所まで10分かからないんですよね……
そうこう説明しているうちに目的地にどんどん近づいています、もう目と鼻の先ですね。
キャラバンの人達は『魔物』に押されています、やはり『魔物』との戦闘経験が無いのでしょう。
「アリス、戦闘準備!このまま突っ込むぞ!」
「アイアイサ~」
……って私弓ですって!接近戦はNGですって!!あ~しょうがない、ナイフに切り替えますか。
そうして私達はキャラバンらしきものの援護に入りました。




