表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ホンモノノスキ  作者: リンゴ
言えない本音
26/117

分岐点①     舞風優視点

「・・・ん。八瑠佳からメッセージか。」


休日だが舞風優は自宅で先日の取材の記事を作っていた。時刻は14時を少し回ったところだった。


寺沢さんからメッセージがきたらしい。内容は前回行った水族館で待っているというものらしい。


メッセージを送っても返信はないし、どうしようというものだった。


「・・・あいつ馬鹿だな。」


メッセージは送るだろうと思っていた。だが、来るかもわからない人を待つとは思わなかった。


いや、彼の性格を考えれば来なくても、いいんだろう。


(それは、私の言った傷つくと違う気がするんだが・・・)


私は、八瑠佳に


時間がたてば、寺沢さんもメッセージ見るんじゃない。さすがに八瑠佳を仕事終わるまで待たないでしょ。


と返信した。



普通はそうだろう。メッセージを送ったのが朝10時前で、八瑠佳の仕事が終わるのが19時半過ぎで、水族館に行くなら20時半を過ぎてしまうだろう。


10時間はさすがに待たないだろう。



「さっ、仕事しなきゃ・・・」


私はスマホをおき、仕事に戻った。



・・・・・



どうも仕事に集中できない。あいつのせいだ・・・


以前は寺沢さんに対して遠慮というか、少し他人行儀なところがあった。居酒屋で話した以降は遠慮がなくなった気がする。それ以降会ったわけではないが・・・



気分転換にテレビをつけた。ちょうど天気予報が始まったところだった。


どうやら、夕方以降雨が降るらしい。


「あいつ傘持っているのかな・・・」


なぜか彼のことを考えてしまう。


「はぁー・・・何やってんだか・・・」


私はテレビを消す。



・・・・・



時刻は19時を回った。結局仕事はあまり進まなかった。


私は夕食の準備をしていた。とはいってもパスタを茹でるだけだが・・・


茹で上がったパスタにソースをかけて食べる。


味はよくわからない。寺沢さんのことばっかり考えていた。


八瑠佳からのメッセージはない。私は寺沢さんの連絡先を知らない。今どうなっているかわからない。


(なんでこんなに気にしなきゃいけないんだ・・・イライラする・・・)


私は夕食を、素早く平らげた。


「・・・・」


私は着替え、外に出る。


舞風優の手には二つの傘が握られていた。


まだ雨は降っていないようだ。






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ