第10話
会話が少ないです。
いやー、恥ずかしかったわー。
ま、俺よりも廣瀬先生のほうが恥ずかしかったと思うけど。
自爆っていうか、誤爆っていうか。
そのおかげで先生は生徒たちと打ち解けた。
たまにクスクス笑われてるけど。
俺の方、てか星野さんの方はからかわれる事があるみたい。
なんでもクラス公認のカップル扱いになってるらしい。
最近の小学生はませてるね。
でも星野さんは必死になって否定していた。
そんなに嫌がられると鉄壁のメンタルを誇る俺でも傷つくぞい……。
言い忘れてたが校内の案内は終わったぞ。
先生が見守る中、六年生達がしてくれた。
こっちを見ながらするものだから全然頭に入らなかった。
俺の顔に何か付いてる?あ!わかった!
俺がイケメンすぎるからだ!
……ごめんなさい。調子に乗りました。五回くらい死んできます。
それはさておき、ホントにまずい。迷ってしまう。
うーむ……。困った。どうしようか。
てことで星野さんと行動することにした。
お、俺達友達でしょ?助けてよ。
すると彼女は快諾してくれた。この子ええ子や……。ホントごめんね。
なにやら決意を固めていたがなんだったのだろうか。
きっと見間違いに違いない。この子は天使なんだ。他とは違うのだ。
……と思いたい。
さてと次は音楽だ。
と、思っていたのだが、星野さんが保健室に行ってしまった。
どうやら体調が悪くなったらしい。
散々お世話になってるし、心配なので着いて行こうとしたのだが、止められた。
貴重な男性に風邪を移してもしもの事があったらまずいとのことだ。
クラスメイトや担任、そして何より星野さんに止められてしまった。
だがね星野さん、保健室に行けばサボれるじゃないか!
そして君がいなければ校舎の中で迷ってしまうんだよぉぉぉぉ……。
もはや私は何も出来ない。無能と化したのだ!
戻ってきてくれよ……、星野さぁん……。
「えー、非常に残念なお知らせがあります。星野さんが早退しました。」
そ、そんな俺の希望が……。
見捨てられたのか、俺は……。
もうお終いだ。絶望に沈むしかないのだ。
翌日、星野さんは登校してきた。
「昨日はごめんね。軽い風邪だったみたい。」
赦して進ぜよう!俺は心の広い男なのだ。
別にかわいいからってわけじゃないぞ!
チョロくなんてないもん‼‼
次はどうしましょうかね?




