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scene13 軍隊
荒野の真ん中で、二人は足を止めた。
地平線の向こうまで、旗が林立している。
重騎兵、騎兵、槍、弓。
整然と並ぶ軍勢は優に三万を超えるように見える。
ティアの声が震える。
「……軍隊、軍が動くだなんて...」
見渡す限り兵士で埋め尽くされている。
「これは、戦争だな」
「そんなに落ち着いている場合じゃないですよ」
ティアが必死の顔で俺を見る。
俺は頭を掻きながら冷静に分析した。
「まあ、このぐらいのなら瞬殺出来るよ」
事実だ。
魔王すら瞬殺する力は、この程度の兵力なんかどうってことない。
「反逆罪ですよ。
単なる無資格罪から謀反を起こした反逆罪になりますよ」
「えっ?」
「罪の重さが圧倒的に重くなりますよ」
さすがに反逆する気はない。
「じゃあ...どうしろと」
「うーん、とりあえず大人しくしませんか」
「しょうがない」
まあ、いざとなればいつでも逃げれるし倒せるし無駄に罪を増やすこともない。
両手を上げた。
「抵抗しない。
抵抗しないから」
こうして俺たちは拘束され王都へと連行された。




