始めてのダンスパーティー②
ご覧になってください。
会場に入って行く。
エデの長髪の銀色にドレス映えてるわ。
自分はエデの少し斜め後ろに付いているように動く。
「ウィルア・エデ公爵令嬢様、こんばんわ」
「こんばんわ、クリエル・レックス大公爵様」
自分は黙って見守る。これがプラチナ勲章を持つクリエル・レックスの見た目は青髪の青い目をした30代後半ぐらい。
「こちらは息子のクックと娘のレルだ」
「クリエル・クックです、よろしくお願いします、エデ様」
「クリエル・レルです、よろしくお願いします」
「こちら、私の専属執事のラソムです」
と自分にエデがふってきたので、
「エデ公爵令嬢様の専属執事のラソムです、よろしくお願いします、クリエル・レックス大公爵様、クリエル・クック様のクリエル・レル様」
と片足を地面につけて話す。
礼儀だるいわ、堅苦しいわ。
それからエデはアイル・グルドン王太子殿下とグリニジット・オーレル辺境伯当主と挨拶を済ます。
ダンスとなったので、
「エデお嬢様、私隅っこに行きます」
「ええ、分かったわ」
と隅っこに移動をする。
クリエル・レックスがプラチナ勲章を取れた理由はルイア王国は20年前に一度滅びかけているところを防いだ。
滅びかけた原因は魔物だ。
その魔物一匹以外いない。
けどその魔物は他の国を滅ぼしている。
その魔物を倒したのがクリエル・レックスなのだ。
クックとレルは双子ではないが自分と同い年だ。
プラチナ勲章を持っていると一夫多妻になるからね。
そんなことを思って、ふと見上げるとエデが踊っていた。
多数の魔石のランタンが光って、ダンスをしやすい空間を醸し出している。
他の人のダンスものんびり見ていると、
急に魔石のランタンの光が全部消えて真っ暗になる。
が自分は見えているので黒いロープを被った人がいるので、
「ライト」
とエデの声が響き、周りが明るくなる。
自分の魔法は無詠唱だからいいんだけど。
明るくなると黒いロープを被った人が気絶していた。
周りの人達も唖然としている。
自分は素早くエデの元へ向かい、馬車の方へ連れて行く。
「ラソム、その倒れていた黒いロープの人なに?」
「ごめん、わからない」
いや、わかっている。
自分は自分に嫌なことをした。
もう知らないふりで通そう。
エデは信じっている様子だったので安心した。
馬車に乗り、帰って行く。
無言だった。
そして執務室に行き、ロア公爵に話す。
エデがライトという、魔法を使ったことも。
自分のことは黙っていることにする。
犯人はこの国に害をなそうとする組織みたいだ。
自分は組織を潰すようなことはしない。
その行為は自分に反する。
あの時、自分で決めた弱い信念に。
ありがとうございました。




