日帰り修学旅行④手紙
エデは寝てしまった。
汽車が少し揺れる。
座って寝ていたエデの頭が自分の肩に位置に置かれる。
寝てる姿、かわいいな。
自分はわかっている、自分は恋というものを知らないし、エデやレルが可愛くてもただ可愛いだけ。
異性としては見ていない。
これでいいんだ。
エデも自分のことは異性としては見ていないだろう。
レルはどうかわからないが。
一時間後……
「エデ、起きてー」
と肩を揺らす。
「ふぅぇ?」
と寝ぼけている。
「駅に着きましたよ」
「ん、あ!、そうわね、降りましょうか」
とちゃんと起きる。
やしきに着いたときには日は沈んでいた。
やしきに入ると、
「ラソム、お土産をお父様に渡してくるから、夕食の準備をしておいて」
とお土産を持って向かっていった。
自分はポケットに入れているイヤリングを手の上に置いて見る。
イヤリングはカハヌル花をモチーフにしているようだ。
カハヌル花はそこまで有名ではないがマイテリトリーに本が置いてあるから読んだんだろう。
カハヌル花の花言葉はなんだったけ?
それより夕食を作りにいきますか。
夕食後……
「ラソム、今日はもう終わりでいいわよ、あと、」
「あと?」
「あげたイヤリングは付けないのかしら?」
「一人の時はつけようかと思っております」
「へぇ、もう終わっていいわ」
「ありがとうございます」
と食堂から出る。
そこから風呂入ってマイテリトリーに向かう。
マイテリトリーに入ると、普段はこの時間は自分しかいないのに、見たことがある神が居た。
「よぉ、名のない神いや、エミルと言ったほうがいいか」
「気づいたんですか」
「当たり前だろ、この世界には神はエミル以外いないんだからな、そしてなんのようだ?」
「明瀬様と踪無様からです」
と手紙を二枚渡される。
「では私はこれで」
とエミルは帰る。
見るか。
「ウミウシ」のメンバーの巻き込まれ担当の鉄を操作する力を持つあいつがゲームの世界に転生しやがった。
あいつは転生したから巻き込まれなくなった。
悔しい限りだ。
「ウミウシ」吸収担当より
以上
と書かれていた。
二枚目を見ると、
隴いやラソムが俺に願って逝ったことを俺の世界ではできそうだ。
そしてあの時俺を救ってくれてありがとう。
ラソムは俺を信じてくれたんだな。
「ウミウシ」のメンバーは神などから運命が操れないからあいつが転生したのもきっとなんかあったんだろうな。
もう死ぬなそして楽しんでくれ。
「ウミウシ」代表より
以上
と書かれていた。
自分は手紙を無限収納に入れると寝ることにした。




