友達
お読みになってください。
中庭に着き、自分とエデしかいないと確認すると、
「エデ、今日の昼食はなにがいいですか?」
「ハンバーグで」
「了解でぇーす」
いつも思うんだけどなんで肉ばっか食っても太らないの?
「ラソム、今変なこと思ったね?」
「そそそそそんなことないですよ」
逃げるようにハンバーグを作りにいく。
「無限収納」
と念じ、材料などを出す。
さぁて、作りますか。
………
「お待たせしました、エデ」
とテーブルの上に置き、
エデの前のイスに座る。
「ラソム、三年前から一緒に食べてますけどなんで?」
「いちいち、別に作るより一回の方が楽だからね」
「なるほどね」
モグモグタイム……
「エデ」
「なに?」
「アデン皇女から聞いたけど、エデが王女役になった時、文句言ったみたいだけどなんで?」
「そうね、私が王女役になった時、ラソムが王子役をやることになっていて、そしてレルが皇女役になっていたから、変わってあげた方がいいかなと思い言ったわ」
「ふぇ〜、そうなんだ」
食べ終わったお皿を片付けに行く。
戻ってくると、
「ラソムは執事になる前に友達はいたの?」
「もちろん」
転生前だけどね。
「嘘ついているね?」
「そんなことないですよ」
「家から出る時は山の方しか行ってないと知っているだけど」
「なぜ、そんなことを知っている?」
「クロデに聞いたわ」
「そうですか、で唐突になんで友達なんているか聞いたんですか?」
「気分ね」
なんか隠してそうだね。
まぁいいや。
「エデ、次の授業にいきますよ」
「わかったわ」
五限目の授業が護身術の授業だった。
あ、でも三年前のダンスパーティーからエデは護身術習っているみたいだし、大丈夫だろう。
チャイムが鳴る、
クラスメートは集まっている。
自分は条件のため、
習いはしないので、離れて傍観している。
授業の様子を見ていると、
自分は思い出す。
自分は執事までの八年間のうち、戦わないと決めたのは6歳からだったんだ。
自分の力がこの世界にとってどのくらいの強さかわかるまで確かめていると、
この世界はあまりにも元いた世界より、
弱い。
自分は4歳の頃から6歳になるまで、
力試しがてら不良ぽい人達を倒していった。
一発で倒れるし、本気でやっていないから、
あまりにも弱すぎる。
自分はそして転生前に決めた、信念を思い出していた。
「なぁ、大親友、もし、記憶を持ったまま、転生出来たら、誰かに従わずに自由に生きてもいいか?」
「もちろん」
と泣きながら言っていたけ。
なぁ、大親友、俺は自由に生きているぜ。
と念じると、ああ、と聞こえたのは気のせいだろうか。
いけね、授業の方、見ないと。
お読みになりありがとうございました。
評価の方もつけていただきたいです。
短編小説を書いてみました。
そちらの方も読んでみてください。




