フィリップ・サルヴァトーレの溜息
「お兄様、隠れた方が良いのではないでしょうか」
「えっ」
「いや、お兄様、よく自分の身体をご確認ください」
「うむ、確かにこれはやばい」
「おい、私も隠れた方がよいか」
「いや、魔王、お前は大丈夫だ」
「えっ、何で?」
「いや、お前の体なら大丈夫だろう」
「どういうことだよ?」
「詳しく説明している暇はない!」
「教えろよ~」
「ただいまってえっ?」
そんな風に言い争ってると帰ってきてしまいました。茶髪で出るとこ出て引っ込むとこ引っ込んでる美女が。
「おかえりなさいませ、フラン姉様」
「えぇ、ただいま。フランチェスカ。で、そこにいる巨乳金髪美少女はどちらさま?」
「えぇとこれには複雑な事情がありまして」
「いいわ、事情なんて。とりあえず」
そういうとフランは女版フィリップに抱きついた。
「私のもろタイプよ、この子!」
そういって頬ずりするフラン。
「ちょっと落ち着いてください、姉様!」
「邪魔しようとはいい度胸ね。死ぬか殺されるかどちらかを選びなさい!」
「どっちも同じですよ、姉様!」
「おい、フランチェスカ、何が起こってんだ?」
「えぇとですね、簡単に言いますと姉様は金髪巨乳美少女が大好きなのです」
「いや、まったくわからない」
「つまり姉様は金髪巨乳美少女が大好きなのです」
「いや、まったくさっきの説明と同じじゃん!」
筆者が分かりやすく説明するとフランは金髪巨乳美少女が大好きなのである。あれ、同じだ。
さてフランチェスカが魔王に説明してる頃フィリップは
「あん、そ、そこはダメェ!」
胸を揉まれていた。
「何やってるんですか!姉様!」
フランチェスカがあわてて止めに入る。
「ちょっと邪魔しないでよ!」
「姉様!いいですか!この人はお兄様です!」
「バカじゃないの?この完璧すぎる金髪巨乳美少女のどこがフィリップなのよ!」
以下事情説明。
「かくかくしかじかというわけで」
「納得できないわね」
「いや、でも私がシリコン入れてたことも知ってましたしってあっ!」
「へぇ、あなた豊胸してたの?」
「いや、違いますよ、ぜ~んぜん違いますよ~」
「ま、いいわ。この子がフィリップであっても金髪巨乳美少女であることは変わりのない事実なわけだし」
「おい、姉貴目が怖い!捕食者の目してる!」
「ね、フィリップ、お姉ちゃんと一緒にお風呂入らない?昔一緒に入ってたでしょ?」
「絶対姉貴の言ってるのはそういう意味ではないだろ!」
「ねぇ、一緒に入ろうよ~」
「おい、姉貴なんかキャラ変わりかけてる!」
フィリップはこれから自分の身に降りかかるであろう災難に溜息ををつくしかなかった。
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