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団子食べたい  作者: 社容尊悟
2本目

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39/65

中学生探偵、始動!!

 キャスケット帽のを掴んで、壱は言った。

「じゃ、中学生探偵団子山壱、いっきまーす」

「「おー!」」

 中学生探偵たちは、遂に調査に乗り出した。



 あやのは、煌びやかで高価なものが眠っている宝石店へ。

 オーナーと出会った場所だ。

 オーナーと再度会えないか、その場所で待ち続けた。

 店員に不審に思われ、声をかけられるも、人と待ち合わせをしていると言ったら、ちょっとだけ考慮してくれたようだ。

 中学生の寄り道で宝石店にくること自体、滑稽な話なのだが。

 あやのが暫く待っていても、待ち人はこなかった。


 今日は宝石店に用はなかったのだろうか。

(おかしいな……。ほぼ毎日のようにくる人だったはずなのに)

 あやのがきていたときと今日の店員は違う人だ。

 あやのは、オーナーの名前を教えてもらおうと宝石店の店員に訊ねた。

 店員は、化粧をしていて凄く大人っぽくて美しい人だった。

 唇のルージュは、大人の色だ。

 あやのはその場で紙に絵を描いて、店員に見せた。


「すみません。あの、私、この人を待っているんですけど……」

 店員は絵を見て、目を丸くした。

「……この方……」

 あやのは身を乗り出して、食いつく。

「知っているんですか?」

「はい。確か、店長の旧友だと思います。本日は、店長は私用でこられないと言っていましたので、店長に直接話を聞くことはできないのですけれども」

 となると、店長とオーナーは会っている可能性が高い。

「そうですか。ありがとうございます。それから、もっと訊きたいことがあるんですが」

「……はい?」

 あやのは眉尻を下げて、申し訳なさそうに訊く。

「あの人って、どんなもの買っていくんですか? 私、仲良くなりたいので知っておきたくて。でも、本人に訊くのって訊き辛くて……。他の人にだったら訊けるんですけど。あの、もし教えちゃダメだったら、深くは訊きませんから……」

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