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アフタヌーンティー
それは零かMAXか
何らかの基準値だとして
等しくはならないにせよ
類似したところに持っていけたのは
力量があったのか星霜の漂浪か
そこは安定か満足か
ではなぜ心ここに在らずなのか
発泡するウェルカムシャンパン
うまく聴こえなくて
その絶妙な音がとれなくて
くやしいけれどうまく歌えない
出せない声色が耳の中で囁く
ずっと息をしていられたら
同じ息をしていられたら
銀色のスプーンは
ぬるくなったミネストローネをすくう
忘れてしまったのだろうか
いや、
ぎこちなかった日々の
もっと前の安らぎだったが溢れ出して
ティースタンドに乗って
すまして踊る
ソファーがゆったりと沈んでくる
花咲く工芸茶が頷いている
スコーンにクロテッドクリームとジャムを添えて
これからも過ごしていくんだろう
