↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
35/47

35

 王太子殿下なんて大物が私の後ろに突っ立っているせいでその取り巻きの偉い人たちも私のデスクを取り巻いている。

かなりウザったいけど、なんてことはない。

一応えらい人慣れしてるのだよ、私は。

まぁ押し付けられた仕事の多さに頭がぶっ飛んで なんでもこいやぁ ってなってるだけなんだけど。

それより偉い人バリアのおかげで新しい書類が運ばれてこないのがうれしい。

一般庶民の事務官ごときが声を掛けるのも許されない人たちだから、ちょっとそこあけててください なんてとても言えないから。


 周りの偉い人のうち何人かは舞踏会で会って知ってる顔だけれども私がカナリー公爵令嬢だと気が付いた様子が無い。

眼鏡変えただけなんだけどな~。


 授業参観みたいにお偉いさん方は黙ってみているだけだったのでまた私の前に書類が積まれていった。

今度は計算以外のもある。

え~と、鮭が川を上れないから水門を開けてほしい?

へ~鮭っているんだ。

えっと、水門を開けると水が全部出てしまって上水道に流す水がなくなるから断る ってのを清書すればいいの?

こんなん魚道作ればいいっしょ。

図を描いて こんなんどぅでしょ 差し戻しっと。

……。

問題あっても後ろでお偉いさん達がチェックしてるからOKっす ね。

私の 絶好ちょ~ は続いてあの書類の山は夕方までに消えてしまった。

途中から清書だけはほかの事務官たちが手伝ってくれたのもおっきぃ。

手伝ってもらったってもともと誰の仕事でした? なんてことは言わないで ありがとうございましたっ これが大事 うん。


 さっすがチャコール様はわかっていらっしゃる。

お仕事が終わったら飲みに行っていいよってお財布だしてくれた。

それで リアちゃんの歓迎会するぞ~ お~っ って王宮の北門出たところから記憶がありません はい。

王宮の北側には平民の官僚たちの寮があって居酒屋街なんてのもあるんだけど、気が付いたら朝。

寮の自分の部屋。

窓には私が買ったカーテンが掛かっているしここは私の部屋で間違いはない。


 ぱっとシーツをめくって起き上がろうとしたらあろうことか私はスッポンポン。

目の前がすぐドアの小さな部屋、造りはビジネスホテル、鍵がかかっていない。

出入りし放題!


 ふと違和感を感じてオッパイのちょっと下、青い内出血?

これって……。

キスマーク⁉

・。

・・。

ぃや~~~~~~~~~~~~!!!!!

音声無しで悲鳴が上がった。








評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。