5.錬金とはいったい
どっもあじすとです。
期間が空いて申し訳ない・・・てへっ
あ、はいすいません
5話どうぞー
ミケが家族に加わってから、八年程が経った。ものすごく間が空いたがその間は本当に隠れて訓練しかしていなかったから、わざわざ語ることでもないだろう。
あれからミケに色々と聞いたのだが、私は剣などを扱う才能自体はあるらしい。
だが、私は生まれ付きあまり筋力が付きにくい体質らしく、力と重さでたたき切る剣はあまり向いていないとのことなので、今は力と言うより技術に重きを置く刀や、軽いダガー等を練習している。
が、この世界には刀と言う概念が無く、東のほうに和の国という謎の国があるとかそういうことも無いので、刀を作るのが大変だった。
作ると言っても私に武器作りの心得等無いので、魔力で刀の形に鉄を生み出すのに一年半を要した。
だが一年半の間ずっとそれだけをやってきただけはあって、今では10秒もあれば、かなりの質の武器を生み出せるようになった。もちろん時間をかけて作れば本物の鍛治師が打った質の高いものにも引けをとらないものが作れる。
そして今私が何しているかと言えば、自分の武器を自作している。この間の鍛冶屋で武器が買えなかったのだから他の場所で武器が買えるとは思わないほうがいいだろうからな。
『ほらイチ様、集中が途切れていますよ』
『あぁ、すまない。少し考え事をしていてな。』
――二時間後――
『よし、完成だな。』
『はい、長い時間お疲れ様でした。』
『まぁ、単なる護身用の武器だからそれほど質も高めてないし、正直なところあまり疲れは無いな。』
『それでも疲れはたまっていくものです。もしものときに備え、休めるときに休んでおくことも大切ですよ。』
『そうだな、そうと決まれば今日はもう寝ようか。』
『はい、そうしましょう。』
まぁそんなこんなで今日と言う今日も平凡だがだからこそ幸せな日々を私は謳歌していた。
だが、いつの世でも現実とは決まって非情なもので、不幸はその人がもっとも幸せなときに来ると言うなんとも性格の悪いものである。
今回短くてすいません
次もこのくらい空いてしまうかも.....




