3.新たな出会い
どっもあじすとです。
最近肩がとても痛い、なぜでしょうか、なんででしょうね
三話目いきます。
はい、転生して六年、六歳になりました。
転生特典はいまだに現れない。
そんなことはおいておいて、今日は町へ買い物へ行く。
目的は今後使っていく武器の調達とついでに猫探し。
まぁ武器は自分で作ったほうが強いのだが、父を見てるとこの先武者修行の旅と称して放り出されそうだし、自分で作ってしまうと、どうしてもこの世界の一般的な物よりも完成度が高くなってしまうので、行く先々で面倒ごとに巻き込まれかねない。
なのでカモフラージュ用の武器を買う必要がある。
猫は単純に町に居るかもしれないからだ。
そんなわけで、行ってきまーす
――移動中...――
よし、着いたな。せっかくだからここ周辺の地形について話しておこう。
私が住んでる場所は、オラン王国の、王都からは五キロほど離れたミュラー伯爵領のライヒスと言う場所だ。
そして今居る場所は隣村のママニカン、鍛治で有名な町だ。
また、オラン王国の北には一度入ったら生きては帰れないと言われる死の森が広がっている。
今回私は一人で来ている、護衛ぐらいつくかと思ったのだが、父は私にもう興味は無いらしく、私に剣の才能が無いとわかった瞬間、態度が急変し関わってくることは無くなった、話すことと言えば、たまに小言を言うついでにストレス発散をしにくるぐらいか。
実は魔法は、隠れてだが暇を見つけては練習をしていて、仕組みを理解できたことも相まってか、かなりの腕前になっているのだが、わざわざあの家に留まるような真似はしない。
しかもあの家はかなりの汚職をしているみたいだし、最悪罪を着せられかねない。
懐いてくれている妹には悪いが、機を見て逃げ出させてもらおう。
幸い妹には魔法の才能があり、かなり可愛がられていて、四年後には、魔法学校に入学するようなので、在学している限り、いかなる権力も意味を成さないあの学校ならば在学期間の六年のうちに家の汚職も発覚することだろう。
さて、ではショッピングといこうか。
まずは小腹が空いたし、何か買うか。
「すみません。オークの串焼き一本ください。」
「あいよ!おお坊主、おつかいか?」
「まあそんなところです。」
「小さいのに偉いなぁ。ヘイお待ち!一本サービスだ!」
「ありがとうございます」
気さくな店主だったな。串焼きも美味しいしまた今度来ようか
次は武具屋だな、子供一人でも売ってくれると良いのだが。
「すみませーん」
「いらっしゃい!どうした坊主、迷子か?」
「いえ、武器を探しに来たのですが。」
「そうかぁ、わざわざ店に来てくれた所悪いんだがこの町は子供に武器を売るときは親が一緒じゃないと売れない決まりなんでな、お父さんかお母さんと一緒に来てくれるか?」
「はい、わかりました。また来ますね。」
やっぱりダメだったか。まぁ仕方が無いか、子供だけなんて危ないからな。
じゃあ目的は果たせなかったが帰るか。
.....ん?
塀の上に謎の毛むくじゃらが、
「なんだ猫か..............................あ、いたぁ」
『あなたがイチさん、でよろしいですか?』
頭の中に声が響いた、念話とかいうやつかな、さすが神獣。ファンタジーだな。
「あ、はい」
『いやーすみません、神様的な人に送られたのはいいのですが迷ってしまってですねぇ』
「あそうですか」
「とりあえずおなか空いたんで何か貰えません?」
随分と図々しい猫だな。
「じゃあまずは家に帰りましょうか。」
『はーい』
そうして私は、父をどう説得しようかと考えながら家へと帰るのだった。
いかがでしたでしょうか。
今後の参考にしていきたいと思いますので感想等、お待ちしています。




