あとがき
ここまでお読みいただき、本当にありがとうございます。
モモといっしょに、何度も「死」を越えてくださった皆さま。
特に序盤、あの暗い夜を抜けるまで付き合ってくださったこと、感謝の念しかありません。
この物語は、完走してくださったあなたのような読者に支えられて、ようやく完結できました。
さて本作、じつはすこし変わった生まれ方をしています。
原型は、個人制作を目指していたゲーム企画でした。
周回するたびに世界の見え方が変わっていく――あの「死に戻り」の構造は、もともとゲームのシステムとして設計したものが下敷きになっています。
ですので本作は、ゲームでいうところの「通常エンド」の物語です。
クロウか、シキか、トウヤか。
個別エンドを書いてしまうと、どうしても作者の贔屓が出てしまう。
だから、「全員で家に帰る」結末を選びました。
……あなたなら、誰のルートに進みましたか?
よかったら、感想欄でこっそり教えてください。作者はニヤニヤしながら、全部読みます。
学生のころ、当時好きだった作家さんを夢中で真似た中編を書いて以来、ひさびさの執筆でした。
あれから、物語の何たるかを骨身に染みるまでたたきこまれ、ようやく「世に出したい」と胸を張れるものが書けた気がしています。
それでも、作品を育てるのは読者の目だと考えています。ご意見・ご感想、心からお待ちしています。
そして最後に、大切なお知らせを。
この物語は、構想しているより大きな物語の、第一部にあたります。
都を舞台にした第二部――シキとの再会、ホルタク商会、そして海を渡るビャクヤの文。すでに準備を始めています。
ブックマークと評価で応援していただけると、執筆がとてもはかどります。
それでは、都でまたお会いしましょう。




