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第62話 「役割」

動き始めていた。


 人が。


 誰に言われるでもなく。


 自然に。


「……水はこっちに集めましょう」


 一人が言う。


「運ぶ人、何人かお願いします」


 すぐに手が上がる。


「俺やります」


「私も」


 次々と。


 決まっていく。


「子供たちは、こっちでまとめて見ますね」


「じゃあ食べ物探す人は……」


 分担。


 自然に。


 無理なく。


 回っていく。


「……すげぇな」


 蓮斗が言う。


「勝手に回り始めてる」


 白峰が頷く。


「理想的な初期組織だ」


 玲奈が、ぽつりと言う。


「……いい」


 ぴーちゃんが嬉しそうに光る。


「……いっぱい!」


 俺は、少し離れて見る。


 人が動いている。


 命令なしで。


 でも。


 まとまっている。


 それは。


 “信頼”があるからだ。


 助けられた。


 だから。


 今度は支える。


 その流れ。


 それだけで。


 ここは成立している。


「……これなら」


 小さく呟く。


「……いける」


 でも。


 問題がないわけじゃない。


 当然だ。


 人が増えれば。


 ズレも出る。


 そして。


 それはすぐに起きた。

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