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第114話 「決戦開始」

外周。



 風が止まる。



 音が消える。



 全員が配置につく。



 迷いはない。



「……行くぞ」



 悠真が言う。



 短く。



 それが合図。



 全員が動く。



 同時に。



 侵食体が反応する。



 だが。



 遅れる。



 分断。



 維持されている。



「ぴー!安定!」



 ぴーちゃんが叫ぶ。



 回復。



 問題なし。



 その時。



 壁が動く。



 追加。



 角度。



 流れを曲げる。



 侵食体。



 偏る。



 空白が生まれる。



「……今だ!」



 蓮斗が叫ぶ。



 踏み込む。



 一直線。



 重殻へ。



 同時に。



 悠真も動く。



 連携。



 完全に。



 合っている。



 その瞬間。



 重殻が動く。



 前へ。



 誘導される。



 境界へ。



 一歩。



 二歩。



 そして。



 外へ。



「……出た!」



 白峰 蓮が言う。



 確信。



 その時。



 侵食体が追う。



 だが。



 壁に阻まれる。



 遅れる。



 時間ができる。



「……止めろ!」



 悠真が言う。



 即座に。



 壁追加。



 囲む。



 流れをさらに分断。



 侵食体。



 届かない。



 その瞬間。



 重殻。



 完全に。



 “外”。



 圧が変わる。



 軽い。



「ぴー!今なら通る!!」



 ぴーちゃんが叫ぶ。



 全員が動く。



 総力。



 一撃じゃない。



 連撃。



 重ねる。



 悠真の一撃。



 通る。



 蓮斗の一撃。



 叩き込む。



 白峰 蓮。



 隙を作る。



 連携。



 崩れない。



「……効いてる!」



 蓮斗が叫ぶ。



 確かに。



 重殻が揺れる。



 今までと違う。



 明確に。



 削れている。



 その時。



 侵食体が動く。



 無理やり。



 流れをまとめる。



 押し切る。



「っ!来るぞ!」



 白峰 蓮が言う。



 予想通り。



 回収に来ている。



「……持たせろ!!」



 悠真が叫ぶ。



 全員が動く。



 壁。



 さらに追加。



 押し返す。



 侵食体。



 ぶつかる。



 止まる。



 だが。



 ギリギリ。



 崩れそう。



「ぴー!!」



 ぴーちゃんが叫ぶ。



 回復。



 限界まで。



 維持。



「……あと少し!」



 蓮斗が言う。



 叫ぶ。



 その時。



 重殻が動く。



 大きく。



 揺れる。



 初めて。



 “崩れる”。



「……いける!!」



 悠真が踏み込む。



 最後の距離。



 その瞬間。



 ――空気が歪む。



 音が消える。



 一瞬。



 全てが止まる。



 違和感。



 全員が理解する。



 “来る”。



「……っ!」



 悠真が振り向く。



 そこに。



 ――何もいない。



 だが。



 確実に。



 “気配”。



 九条。



 その存在が。



 また。



 割り込もうとしている。



 その瞬間。



 戦いが止まる。



 ほんの一瞬。



 だが。



 致命的。



 侵食体が動く。



 一気に。



 流れ込む。



「……くそっ!」



 蓮斗が叫ぶ。



 間に合わない。



 その時。



 悠真が叫ぶ。



「止めるな!!」



 短く。



 だが。



 強い。



「今しかない!!」



 その一言。



 全員が動く。



 恐怖を無視する。



 九条を無視する。



 重殻だけを見る。



 その瞬間。



 悠真が踏み込む。



 全力。



 最後の一撃へ。



 決戦は、止まらない。


 それが。


 この瞬間の答えだった。



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