美濃攻め5、潜入
サスケ行動開始
「なんという作りじゃ・・・」
「お、お頭、この城は今までのとは明らかに違いまする」
「うむ、見た事もない忍び返しもある・・」サスケ
夜陰に紛れてサスケ達は黒装束にて川岸から墨俣城壁をよじ登ろうとしてる
城内に忍び込み人夫に化けて情報収集および平五郎暗殺の手がかりを掴む為
だが、墨俣城に従来の常識は通じない・・・
「城壁の高さが尋常ではありませぬ」A
「ありえない垂直に10間(18m)以上の継ぎ目なしの壁など」
「これではカギ爪で登れませぬ・・」
「地道ではあるが穴を開けそこに楔を打ち一歩一歩登るのじゃ」
「しかし、それでは物見に発見されるおそれが・・・」
「そのための隠れ蓑の術じゃ、我らの術をもってすれば可能のはず」
※サスケの言う「隠れ蓑の術」テレビドラマやアニメでおなじみの壁紙を広げ
迷彩するという単純な術だが片手で壁を登りながら片手で迷彩なので
素人では不可能だろう。
だが残念、墨俣城内警戒システムにサスケ達はとっくに発見されてる
新設の司令室のモニター画面にサスケ達は鮮明に映し出されてる
「光圀様いかがいたしましょう」リョウコ
「恐ろしい忍術、この城壁を素手で登るなんて狂気を実行できるとは」
感心する光圀
さすが伊賀のエースサスケ、身に迫る異変をするどく察知した
「嫌な予感がする今日はこれまで引き上げるぞ」サスケ
「忍軍は引き返した模様です」リョウコ
「さすがに尋常ならざる城に違和感を感じて出直すのであろう」光圀
「ですが、かの者達にはすでにマーキング済どこに行こうとGPSで
尾行可能となりました」リョウコ
密かに警戒システムから発射された無味無臭の半永久ステルス塗料を受け
サスケ家達一同1人1人識別コードが振られてる。粒子状の塗料は一度浴びると
例え鎧を着用しても浸透していき人体に入り込んで半永久的に識別コードを
発信し続ける。
「異世界24世紀恐るべし。すでに人工衛星を30基も地球上を周回
させてるなんて。・・・戦国時代には完全オーバースペックだよ」
「いえ、情報収集目的としては余りにも脆弱あと最低100基は必要かと」
リョウコ
「頭、墨俣城潜入は容易ならざる事と存じます」A
「うむ、恐るべき墨俣城。いままでの常識が通じない」サスケ
「いかがいたしますか?」
「上忍様よりうけた命は絶対、身命を賭して達成せねばならん」サスケ
「ですが、このまま無闇に潜入しても犬死必定にございます」B
「うむ勇敢と蛮勇は違うな、策無きは無謀、今一度作戦を練り直す」サスケ
「城壁からの侵入が無理とすれば従来の潜入方法か?」
「頭、それも無理にございます、放った忍者どもただのひとりも戻って来ませぬ
一度潜入したら二度と外に出れない様です」
「いや、愚策と言われようが脱出を考えなければ潜入出来るとの証じゃ」
「頭・・・つまり」
「うむ、こたびの作戦で我らは生きて帰れぬであろう、しかし生還を放棄すれば
敵深く入り平五郎殿を葬る事が可能やのしれぬ」
「正に決死隊」
「戦で散るは武士の本懐である」
「お頭・・・・」
「家で待つ者がいる者は抜けて良いぞ」
「ばかな、我ら一同お頭にどこまでもついて行きます」
「確実な死だぞ」
「覚悟の上」全員
ある日城下町にふれが出た
「求む墨俣城単純労働者若干名、高給待遇要面談」
「お頭、これです期が訪れました」A
「うむ、なんとしても全員で潜入しなければならん」
「しかし、10人揃ってゾロゾロ応募したら目についてしまう、数人ずつ
手分けして潜入が得策じゃ。慌てる必要は無い」サスケ
「多分一度入った人夫は二度と戻れぬのでしょう・・・」
「高給待遇とは笑止千万生きて帰れぬのにどうやって使うのか・・」
「しかし、こうして随時募集してるという事は怪しい者が処刑されてる
可能性が大きい」サスケ
「御意、これは細心の注意が必要でござる」C
「うむ、全員がそろうまでは隠密行動は禁じる。敵を警戒させはならん」サスケ
「わかりました、それでは早速3人ほど応募します」
「われは近江から来た流れ者、身分を問わず採用してくれるとは真か?」
「うむ、簡単な面談を行い共同生活に適してると判断されれば身分は問わない」
「確かにあばれものは困るからな」
「男だけの世界じゃあらくれでも構わないが仲間は大事にして欲しい」
「それは当然同じ釜の飯を食う以上大事な事」
「流れ者にしては随分話が分かる御仁じゃな」面接官
「やばい・・・」内心でしまったと思うサスケ
「其方には組頭の素質があるようじゃ、単純労働といっても組織を束ねる
存在が必要。是非お願いしたいのだが?」
「録を増やしてくれるのなら考える」
「働く前から給料の話か?だが面白い、分かった働きをみて判断しよう」
「よろしく頼む、で、?酒と女はあるのか?」
「勿論じゃ、問題を起こさなければそれ相当の用意はあるぞ」
「話によるとここは一度入ったら二度と出られぬとの事だが?」サスケ
「一体誰がそのような事を・・我が城は誰でも何時でもどこでも出入り自由」
「ま、まさか・・・」と言おうとしたが黙るサスケ
「見てみよ、門番こそ立っているがいつも門は開かれていて城下町との行き来
自由じゃ、其方も休日には自由に町で羽を伸ばすがよい」面接官
「ぬ?休日?休みの日があるのか?」
「うむ、ここの人夫達は5日働いたら2日休みが原則じゃ」
「ば、ばかな・・・」驚くサスケ
「織田家は南蛮渡来の「曜日」制度を取り入れたので土曜日と日曜日は
原則休日とする法度が領内に浸透してるのだ」面接官
「聞いていたのと全然違うようじゃな」サスケ
「だから安心して働いて欲しい」面接官
「とりあえずここが大部屋、50人単位で生活してもらうが其方はいずれ
組頭となろう、そうしたら個室があてがわれる」面接官
「個室でござるか?」
「うむ、配下の者を自由に決めて効率良く働いてもらう、この城のしきたりじゃ」
「今まであちこち流れたがその様な進んだ考えは初めてじゃ」サスケ
「うむ、我が殿は下級武士や人夫、飯炊き女にまで気配り出来る名君じゃ」
「ふ、暗殺対象でなければ配下に下ったやもしれん」平五郎に好意を抱くサスケ
サスケの初仕事は増築中の支城建設現場での人夫
「な、なに~・・・こんな建築工法は今まで見たことが無い」
なにしろ異世界24世紀のビル建築工法なのだ、正に異次元の世界
「こ、この工法を盗めればどれほど里が豊かになることか・・」
たった一日働いただけでサスケは心躍らせる
「い、いかん、全員集合までは隠密行動は控えねば・・今は働くのみ」
「どうですか?件の隠密の働きは?」光圀
「は、本人は治助などと語ってますが偽名でしょう」リョウコ
「うむ、すでに伊賀の里の人名帳を我が隠密が調査しやつはサスケと判明してる」
「サスケといえば伊賀の里ではスーパーエース格ですね」リョウコ
「うむ、文武両道、博識にて剣豪、正にスーパーマン」
「是非ウチに欲しい人材ですね」リョウコ
「なにがなんでも手に入れてみせる」
聡明なサスケ思案をめぐらす
「おかしい、これ程秘密を完全公開してるのに誰1人持ち出せないとは・・」
「うーむ、なにかしらの妖術か忍術があるのやも知れん・・」
「今日はこれまで仕事終わりじゃ」どこからか大声が聞こえた
スピーカーからの音なのだがこの時代で理解出来るものは皆無だろう
「な、なんと!こんな短い労働時間なのか?」驚くサスケ
「ああ、ウチは基本4刻(8時間)労働、残業はまずない」
「あの、もっと身体を酷使する重労働を想定していたのにからくり道具が
全てを行ってくれてるように感じるが?」サスケ
「ああ、ウチは単純労働だが重労働はしない主義なのだ、全てあのからくりが
力仕事をしてくれるからな」現場監督A
「ほれ、日当」現場監督が今日の給金を渡してくれた
「ウチは日払いと月払い併用だ、月末にまとめて月払い分を支給する」
「ば、ばかな、これは普通の日当に相当するが、さらに月払いがあるのか?」
「お前達荒くれ者達には毎日の酒代が必要だろう?しかし仕送りも必要なはず
日当だけでは仕送れまい?」
「至れり尽くせりですな」サスケ
「ウチの殿は慈悲深いのじゃ」監督
この日は町に繰り出すのは止めて大部屋でこっそりと文を書くフリをして
情報をまとめるサスケ、勿論すべて暗号文なので常人にはありきたりの文章にしか
見えない。検閲されたとしても秘密はバレない。
「しかし、ココでの衣食住は無料なのですな」サスケ
「貴様達から搾取などはしない。設備の使用は全て無料だ、飯も食い放題だぞ」
「しかし流れの飯場では十中八九イカサマ博打が横行し日当などは巻き上げられる
のが常識だが?」サスケ
「博打は禁止してないが胴元などを名乗る輩には厳重に罰する、安心せよ」
「ほう、安心して博打が打てるなんて前代未聞だな」サスケ
「其方は今試用期間中だが本採用となれば使い道自由の小遣いが支給される
多くの者はその範囲で博打してる。だから安心なんだよ」
「なるほど・・・それはよき案ですな」
「ま、中には自暴自棄になり博打に狂う輩もいるがそのような者でもここで
働けば段々と更生していく。生きがいのある職場は長続きするつまり労使共々
利益しかないのだ」監督
「不思議でござるな」サスケ
「ん、なにがじゃ?」監督
「御城下にて常に人夫を募集してるは欠員、つまり辞める人間が多いからだと
思ってたが?」
「ふ、実はな人夫募集は今後を見据えての殿の政なのじゃ」監督
「ほう?」
「ここで生きがいのある働き方を得た者はまず他所には流れない」
「確かに看板に偽り無しの高給待遇でござるからな」サスケ
「つまり人員の囲い込みじゃ、さらに熟達が進んだ人夫は戦力になる」
「つまり兵として?」サスケ
「いや、これからの戦いは命のやりとりする兵員と同じに後方支援も大事」
「なるほど、織田家はこれから領土がますます増大しますな、そのための
築城人員の確保でござるか」サスケ
「さよう、ここ墨俣でいろいろと試してる」監督
「だが、築城だけではないぞ」監督
「ほう」
「我が殿が領地を得た時領民達の生活改善へと役立てるためじゃ」監督
「そのような考えは前代未聞でござる・・・ありえない・・」
「織田様、特に平五郎様は戦乱の世であっても常に先をお考えなのだ」
「む・・・」
「みよ、其方が働いている現場、今は戦の為の城に過ぎないがいずれは
人民の為必ず還元される。このような先進的な建物は民に益しかもたらさない」
「確かに・・・これを住居とすれば幾千万の民の安住の地になりうる」
聡明なサスケには全てが見える
「夕食の時間じゃ」どこかともなくアナウンスされる
ワイワイガヤガヤ全員が大食堂に集まる、なんという近代化された食堂だ・・
ずらっと並んだ長机に丸椅子、各自流れ作業のように好きなおかずを選んで
最後に大盛りの飯をよそって貰う。今風でいえばバイキングシステム
全てがおかわり自由で無料(食費は日当から天引き)
酒保が別にあり酒飲みには嬉しい格安販売、城下で飲むよりも格安なので
外出の必要がない、別嬪つぶよりの飯炊き女が酌をしてくれるおまけ付き
勿論「金次第」で別サービスも・・
「ん、あの飯盛り女・・・「草」に違いない」目で合図をおくるサスケ
くノ一もサスケに気がつくがそこは忍者同士、秘密の符号があるので
周囲からは一切怪しまれることはない。
その日は合図を送っただけで何もしない
「なに~なんだこの風呂は!」いちいち驚くサスケ
なんと50人は入れる大浴場完備、隣には露天風呂とサウナまである
「こんな設備は古今東西見た事がない・・・」
「ああ、ウチの風呂は日の本一だと評判だよ」
「こんなことして織田家はなりたつのか?」サスケ
「しらねーけど十分益をあげてるらしいぞ心配するなって」
風呂上がり・・・
「そら、お前もこれ飲め!」ポーンとビン牛乳を渡される
「な、なんだこれは?」
「牛からしぼった乳だよ。最初はなんだこれと思ったが飲むウチに病みつきだ」
全員腰に手をあてて「グビグビグビ・・・ぷはあ」うんまい!
「なんたる美味・・・これは確かに病みつきですな」サスケ
「初心者が飲み過ぎるとお腹ゴロゴロだから気を付けなよ」
「なんと!」
風呂上がりの休憩室には各種娯楽施設が完備されてる
「将棋に囲碁に花札にサイコロ、・・なんじゃこれは?」
「おお、それはな「ぴんぽん」なる遊戯じゃ、この小さい球をお互いに打ち合い
勝敗を決める遊びじゃ、羽根つきみたいなものじゃな」おっさんが教えてくれる
「将棋と囲碁とこのぴんぽんは熟練が必要、月に一度賞金がでる大会も
催されてるが勝つのは至難の業じゃぞ」おっさん
大の男達が遊興三昧にて夜が更ける
部屋の片隅では有志達のボランティアによる読み書き教室つまり寺子屋が
自然発生的に行われている、組頭を志すには読み書き必須、いつの世でも
上昇志向の人間はいるし。それを手助けする篤志家がいる。
つまりはここの職場待遇に生きがいを得、骨を埋める覚悟の人夫が多い証
「消灯時間じゃ、部屋にもどるように」どこからともなくアナウンス
大部屋に戻るとなんと全員分の布団が敷かれていた
「こんな真新しい布団で寝れるのか?」
「ああ、ウチの布団は毎日お天道様に干されて暖かくてぬくぬくだから」
サスケ自身生まれてこのかたこのようなフカフカの布団でなど寝たことがない
「こ、これは罰当り」とかなんとか考えてるウチに深い眠りに誘われてしまった
翌朝目覚めるとスッキリ爽快体中から活力がみなぎってるのが分かる
「どうだい?若いの、ここの職場の素晴らしさ分かっただろう?」
「うむ、こんなのは生まれて初めてじゃ」
「オラもそうだよ、ここで働き出したら百姓などもう戻れねえ」
「驚くのは早いぞここの朝飯がまた凄いのじゃ」となりのおっさん
「な、なんと。こんな贅沢朝からいいのか?」
一般の民などではあり得ない贅沢な生玉子、アジの開き、おしんこ、梅干し
そして大盛りご飯とワカメの味噌汁・・栄養バランス万全
「光圀様の話ではTKGと言うそうじゃ」おっさん
「た、たまごなど普通はお殿様とか将軍様しか食せない筈」おどろくサスケ
「ああ、おどろきこんこんちきじゃが、ここ墨俣では養鶏なるものが行われてる
らしいぞ」おっっさん
※サルモレラ菌による食中毒を発生させない為には近代的な養鶏術必須
TKGなどこの時代では絶対不可能、サスケが驚くのも無理はない。
「今日一日働く為の糧じゃ遠慮することはないぞ」現場監督
すれ違いざまに昨日の飯炊き女が文を渡す、サッと隠すサスケ
厠で用を足すふりをする
「な、なんとこれがかわやなのか!」ビックリ仰天
近代的な洋式便所、ウォシュレット完備(^^)先進すぎ
とりあえず腰掛けて文を確かめるサスケ、勿論暗号文
要約すると
「サスケ様お懐かしゅうございます。さて先日来潜入し情報を探って
参りましたが警戒厳しく秘密と言える秘密もなくつなぎも出来ない有様
どうかサスケ様よろしくお願いします」
やはり予想通り飯盛り女では秘密に触れることはないのだった
しかし、くノ一の武器「女」ハニートラップはどうなのか?
「残念ながら平五郎様、光圀様に近づくことは困難でした」
うむ、さすが警戒は厳重にしてるようだ・・
さて、どうやってこの2人に近づけるのやら・・
翌日ある情報を得た
「なんでも成績優秀者には殿から直々の表彰があるらしい」
それだ!表彰式に自爆攻撃を仕掛ければ任務達成間違いなし
「だがそのためには誠心誠意を持って尽くさねばならんな」サスケ
「10人全員で命掛けで働けば他者に遅れはとらん」サスケ
目標は3月後に行われる表彰式出席を勝ち取ること、サスケは強く決意した
翌日、早速サスケは周囲の人夫達の効率を吟味しアドバイスを送る
「お前はそっち、お前はこっちで作業すれば2人前以上の効率となるぞ」
「おおっ確かに、作業性が良くなった」感心する人夫2人
「監督殿、あのからくりは手持ちぶさたでござる、今のうちに手入れをされては?」
「な、なんと其方にはからくりの動きが分かるのか?」
「へい、と言うか誰でも分かることにごぜえます」
「ぐっ」現場監督歴2ヶ月の監督でも気がつかなかった事を僅か二日で指摘する
「ここをこうしてこうすればからくりは分解できまするな」サスケ
「ば、ばかな・・・専門の職人でなければそんな事は出来ない筈」
「この程度の修理に職人を呼ぶのでは勿体のうごぜえます」
ササッとチャチャと修理を完了させるサスケ
「そ、其方は本職か?」現場監督
「いえいえ、昨日きたばかりの流れ人夫でごぜえやす」サスケ
「ば、ばけものか・・」
「監督殿、それは大げさというもの」
僅か2日目にしてサスケの区画はめざましい業績を示し出す
翌日サスケの部下3人が到着、合計6人となったが目で合図しても
会話は交わさない、ココではあくまで他人の振り。
四日後に全員が揃ったが当然持ち場は別々、サスケの本採用と組頭が望まれる
「治助(サスケの仮名)其方明日から組頭じゃ、十人ほど部下を与えるが
知り合いでも適当でもよいぞ、選出は任せる」監督
「へい、我には知り合いなどいませんので適当に指名させていただきやす」
「うむ、好きにせい」
「それでは新入りのそこと、そことそこ・・・」
「なるほど新入りなら気兼ねしないしな」監督
「へい、やはり組頭となれば妬みも買いますので」サスケ
「ま、ほとんど皆同じ様に人選するな」監督
「よし、人選が済んだようなので十人組専用の部屋を与えるとする」
「これは助かる・・・」ほくそえむサスケこれでおおっぴらに作戦を練れる
「お前達はこれから「治助組」じゃよいな?」監督
「へい」
「働きがよければもっと人員を増やすぞ」
「へい、ありがたきこと一生懸命はたらきますだ」サスケ
専用部屋に皆で入るがここは敵城の中油断は出来ない
皆取り決めた暗号でのやりとり、はたからは通常の会話にしか聞こえない
※作中では分かり易く暗号なしで会話してます
「頭、ともかく全員潜入出来ましたな」
「うむ、10人全員であたればこの作戦必ずや成功するだろう」
「で、成績優秀者のみが平五郎様から表彰される時を狙うのですな」
「うむ、話では光圀も出席するらしい、一気に事をなし得る」
「は、全員で自爆すればどのような防御も不可能かと」
「うむ、実はこの城の構造を研究したのだがとてつもない堅固さだが
逆に部屋内で爆発させれば内部の人間は必殺間違いなし。爆発の威力が
外に逃れないのが逆に威力をますのだ」
「御意、ですがそのためには軍団一丸となり働かなければなりませんな」
「左様、しかし無闇に働く事が良いわけでは無い」
「は、お頭の行動を逐一見てましたが作業性の向上と生産性の向上がきもかと」
「うむ、力押しでは駄目ということじゃ」
「我らは文武両道、策を練るのも得意でござる」忍者A
「他所の組が10人で12人力とするならば我らは20、30人力でなければ
目立つことはできんぞ」
「いかにも」
「第一に気がついたこと」サスケ
「ははっ」
「監督殿の差配をうけてから行動したのでは半歩、一歩動きが遅れる」
「なるほど。監督殿の先を読めれば指図の前に行動出来まするな」
「それでは遅い」サスケ
「ではいかにして?」
「監督殿がもつ図面を解読して10手先を読むのじゃ」
「なるほど・・・」
「しかも全員が各持ち場でそれが出来なければ20人力とはならん」
「頭の指示をまってるようでは遅いということでござるな」
「いかにも。これは戦と同じ全員の能力を全て使わなければ勝利など出来ない」
「ははっ」
「監督殿がもつ図面を入手ですな」
「たわけ、それでは足がつく、全て己の頭の中に暗記するのじゃ」
「・・・・・」
「それぐらいの能力は皆あるはずじゃ」
「お頭、では皆でもちよった図面をここで書き記すのは?」
「うむ、それは妙案、さすればこの城の全体図が判明するな」
「織田家情報入手は里に益をもたらしますな」
「うむ、間取り図確保は必須じゃな」
「それでは明日から早速全員で図面暗記に全力を尽くしまする」
「だが、怪しまれてはならんぞ。」
「頭、我々は忍者でござる。命掛けのこの作戦油断など絶対にしませぬ」
「頼む。全ては伊賀の里の為一族繁栄の為じゃ。其方達の命は必ず礎となろう」
「勿体なき言葉。お頭についてきてよかったです」
「しかし、命掛けで得た図面なんとかして外部に持ち出せないでしょうか?」
「いや、暗殺実行までは出来ぬ。実行後もし命があったらまた考えよう」
「はっ」
現代(21世紀)よりも働きやすい環境かも(^^)




