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俺が宇宙の戦闘機?  作者: ケモブキ
3 ここが相手の国の中?
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狙われたクリム

夏休みですね!

{おっさんには関係無いけどな。}

あの日差しが憎い…

{そう言って地面に潜るのであった…}

わしゃセミの幼虫かなんかか!

「クリムちゃんが進化したと?」

『ギルマス…帰還1発目がそれですか…』

「他に何か要ったか?」

『クリムとリョクが珍しい魔物の死体を収納してますが?』

「それは後で見せてもらう。さぁ早くクリムちゃんを…」

青く輝くメタルボディーのクリムがのそっと出てくる。

[こんちはギルマス]

「おお!本当に話しておる!」

『あとクリムの進化はこんな感じ。』

ギルドのモニターに右手小指のコネクターを挿し込みながら言う…VTR回転!


ぶるっと地面…いやクリムが身震いし白光に包まれる。

白光は目を焼かんばかりの閃光になり…光が落ち着くとやや青いメタルシルバーの輝きを持つグラトニースライムがそこに居た。


「おいおいオゴウさん…こいつは…極秘資料扱いでもおかしくないぞ…」

[む~!]

『どうしたクリム?』

[リョクねーちゃんもナベおじさんも居るのにぼくが居ない!]

『いやいや真ん中で光ったのクリムだからな?お前の進化映してただけだからな?』

「しかしメタルスライムではなくオリハルコンスライムとは…さぞ大量に要ったじゃろう?」

『握り拳大の原石1つですよ?』

「はぁ?」

『クリムがレベルアップするときに食べろって渡した原石を消化した途端光ってああなりました。ちなみに斬撃無効も付いてます。』

「ん?クリムちゃんと意思疎通してたのか?」

『ええ精神感応(テレパシー)で…』

「スライムには意思が有るのか?」

『無いのも居ますよ?例えば…』

クリムが収納からスライム達の水槽を出して並べる。

その外に乾燥赤虫を置くと全てのスライムがそっちに行く…

『これから精神感応で呼び掛けます、こっちに来たのが意思疎通可能なスライムです。』

“お~い、こっちに来たら生きたエサあげるよ~”

“え?ほんと?”

“ごすじんひまんたい。”

“それは太っ腹って言うんだ。肥満体だと悪口だよ!”

“さすがぐらとにー…いろかわった?”

“進化してオリハルコンスライムになったよ?”

“ぼくたちもなりたい!”

“レベルが上がりそうな時にごすじんに言えばいいよ。”

と、暢気な会話をするスライム達なのだが…

「オゴウさん!他に見分け方は有りますか?」

ミルワームをリーダーとネオリーダー(仮称)に与えつつ。

『これだけは精神感応で呼び掛けないと判りませんねぇ。』

残りのスライム達に乾燥赤虫を与えていく。

『この程度の事も出来てないからテイマーギルドを信用できないんです。』

「結構なスライムの研究だと思うのじゃが…」

『俺は精神感応使いましたが翻訳魔法で代用できますよ?』

“こんにちはスライムくん。”

“ひげ~!”

“ひげこんにちはー!”

“こら!この人はギルマスって言うんだよ。”

“ごめんなさいぎるます~!”

“ごめんねぎるますー!”

「本当じゃ…挨拶してくれたわい…」

『相手と話すのは初歩でしょう?もちろんスライムには話せないのも居ますよ。だから意思疎通は可能かと聞いて欲しかったんですよ、テイマーを名乗るならね。』

「あと先輩はゴブリンの言葉も操りますぜ!」

「まぁそれはドボコンの映像観てたらなんとなく…」

「失礼!チームミーン・マシーンは居られますか?」

『ああさっき帰りましたよ?』

「失礼した!」

燕尾服着たおっさんは出て行きました…

『誰?』

「テイマーギルドのギルドマスターのゴーダ伯爵じゃ。おそらくクリムちゃん狙って…」

[ぼく?]

「んな訳無いだろうが…って、おおっ!こいつだ!早く隷属の首輪を…」

『待たんかいおっさん!わしのかわいいクリムに何さらしよんじゃ!』

「いいかねロボット、素晴らしい従魔には素晴らしい主人が必要だ。」

『同意する。が素晴らしい主人はどこだ?』

「これでも私は伯爵でね。」

『そうかね?ところで俺は侯爵相当でね。』

「ふん!冒険者ギルドの階級など…」

「お前には余のサインが見えんのか?」

[あ!皇帝陛下さん!]

「はっはっはクリムよ、陛下にさんは普通付けないんじゃよ?」

「陛下に献上する魔物をこのロボットが手放さんと申しまして…」

「ほう?我が命の恩人に使い魔を手放せと“伯爵の分際で”そう申したとな?」

{マッさん、血圧上がってる。リラックス。}

「いえ…ただ魔物の支配が弱い様なので…」

『俺は基本的に支配してないよ?』

「ほら!皇帝陛下、あんな危険な魔物を支配しないとか…」

『ん~んじゃあんたに支配できたらクリムを渡そう、だがクリムが支配されなかったらあんたの家族死刑な?』

「よろしい、前の広場で試合じゃ。余が見届け人である。」


「諸君!今朝方スタンピードから街を守ったグラトニーブラッドスライムを覚えておろう?彼がグラトニーオリハルコンスライムに進化したのじゃ!じゃがそうなると狙う愚か者も出てきてのう、あろうことかオゴウより自分がクリムを使うのが上手いと言い出した!ここでこのクリムがどちらにつくか見る物である!」

おおーとか叫んでる一般市民。

「ではクリム、中央へ!」

[あ~い。]

隷属、支配、強制の首輪を付けられたクリム

「動けグラトニーオリハルコンスライム!」

[ん!]

ずるっとゴーダの前に移動するクリム

「そのまま皇帝を潰してしまえ!」

[え~、やだ!]

『クリム、おっさん捕まえて?』

[はーい!]

首から下を完全に生体金属で固められている。

[陛下!これあげる。]

付けられていた首輪を皇帝に渡すクリム。

「陛下!こりゃ奴隷用の違法改造品ですぜ!」

『さて、賭けは俺の勝ちであんたの家族は死刑だがいいんだな?』

「家族は死刑でいいが私は助けてくれ。」

『人間なら逆だろうがコラ!』

「あ!皆さ~ん!もうすぐベフノ村で人間とゴブリンの共生テストが始まりやす。今ゴブリンの集落作ってるんで良かったら遊びに来てくだせぇ。小合先輩のプロジェクトでやす。顔は怖ええが気のいいゴブリン達が待ってやす。」

ナベちゃん…ついでに宣伝すんな。

「ワタナベさん、グッドジョブじゃ!」

「先輩、あいつの家族死刑にするんで?」

『表向き死刑にして裏でどっか逃がそうかと。で、おっさんは死刑にせず生かして苦しませる。家族賭けて負けて殺したって刑務所でどう思われるかな?もちろんエキノコックスワームは入れる。』

「あの3つの首輪も使いたいですのう。」

『どうせだから使いましょ。』

にこやかに拷問の話が成立していく帝国だった…

[獲物いつ出したらいいの?]

{いや作戦ザル過ぎるやろ…}

貴族ってのはあんな感じで他人の言うこと聞かんぞ?恫喝だけで生活してるからな。

{カラミとかグラスは?}

まともなのも居ます。レオの兄貴がベフノ村で代官してたろ。

{急にグラス男爵出たような…}

「みんなで魔法を覚えよう」の回の時に裏山の山村3つがグラスの領地だと言っとろうが?

{そんな伏線要らんわ!なんで急にクリム欲しがったんだあの下衆?はっ!ゴーダってジャイア…}

強奪から。今回だけのキャラの名前なんで適当だぞ?

元々はリョクが欲しかったがたまたま帰って来たの見たらオリハルコンの塊が有るように見えて強奪に走った。相手ロボット俺伯爵、俺の方が偉いってな。

ちなみにこいつキャティの身内で先の皇帝暗殺にも関与してます。してなくても皇帝潰せと言った時点で終身刑以上確定だけどね。

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