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俺が宇宙の戦闘機?  作者: ケモブキ
3 ここが相手の国の中?
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スタンピードを解決せよ!

ギルド前は大騒ぎだった…まずはみんなを落ち着けなければ。

神通力 神託!

“落ち着くのだ人の子等よ!そなた等を救う為に我が依り代をここに派遣しておる!”

身体中の光学機器を光らせる。

“小合よ、先日以来そちには3つの僕を遣わせておるのう?まずは緑星竜!”

リョクが巨大化してギルドの上に浮かぶ。

“そしてグラトニーブラッドスライム!”

クリムが直径10メートル程の水玉になる。

“最後にゴブリンカイザー!”

ナベちゃんが威圧を込めて吼える。

“ギルドマスターよ。こやつらを使い街を守るのだ!”

「現在スタンピードは100キロ先、5時間後にここカラミ領都に到達が予想される。チームミーン・マシーンは50キロ先にて第一次防衛線を形成されたし!残りのギルドメンバーは20キロ先で絶対防衛線を形成する。行け!精鋭達よ!」

リョクが降りて来て俺たちを乗せ飛び立つ。

『……ナベちゃんあんな感じで良かったかなぁ?』

「充分充分、格好良かったっすよ先輩。」


(そろそろ50キロ地点だけど降ります?)

『うん、下ろしたら空中の警戒お願いね。』

“ぼくは?”

『できるだけ広がっていっぱい食べてくれ。ナベちゃんと俺はここでクリムの食べ残しを討伐する。』

“ごすじん、ぼく今回でレベル上がると思う。”

『そうか…オリハルコン持っとく?原石が5キロしかないけど。』

“握り拳くらいの一欠片で充分だよ。”

『リョク、オリハルコンの原石1つ出して?』

(どうするんです?)

『クリムをグラトニーメタルスライムにする。これで足りるかな?』

“充分!収納。んじゃ食事の用意っと。”

ああ…神眼で見るとめちゃくちゃでかいなクリム…お?地面に潜った?

「あんだけの大きさになるまでなんで見付からなかったと思います?」

それもそうか。


『スタンピード接近!みんな頼む!』

“いたらきま~す!”

急に壁がそそり立ちモンスターたちを飲み込んで行く…グラトニーブラッドスライム舐めてました…地表の魔物だけじゃなく低層飛ぶ雑魚まで食ってる…さすがにワイバーンやキマイラは中層に逃げたか。

『リョク!真のドラゴンの力を持って凪ぎ払え!』

(街が壊れたらネットで頼んだBL誌受け取れないもんね。)

「…腐ってやがる、(彼氏できるのが)遅すぎたんだ…」

(ナベタツ!後で覚えてらっしゃい!)

『リョク!2匹すり抜けた!援護する!』

ワイバーンの翼をロケットパンチで粉砕、連射ブラスターでキマイラを蜂の巣にする。地面に落ちたワイバーンはナベの斧の雫になった。

“ごすじん、その2つの肉うまいよ?”

『クリム…消化早すぎない?』

“窒息死したの確認したら収納に入れてるの。いくつかは食べちゃったけど。”

『ありふれたのは食ってくれていいよ。珍しいのだけ残してくれたら。』

“うん、それでエサたちが言ってたんだけどドラゴンが出たんだって。”

『あ~…クリムのお食事終わったら確認に行くか…』

“ごめんごすじん、レベルアップする。”

『落ち着いてオリハルコン食うんだ!』

ぶるっと地面…いやクリムが身震いし白光に包まれる。

白光は目を焼かんばかりの閃光になり…光が落ち着くとやや青いメタルシルバーの輝きを持つグラトニースライムがそこに居た。

“クリム!クリム!大丈夫かクリム!”

[ごすじん、おはよー。喋れるようになったよ。]

神眼鑑定!

グラトニーオリハルコンスライム

名前 クリム

年齢 0歳(総計18歳)

状態 常時空腹(小型化すると緩和)

技術 酸攻撃、アルカリ攻撃、毒攻撃、酸防御、アルカリ防御、窒息攻撃、のしかかり、姿写(シェイプコピー)し、超重量、轢き逃げ

備考 物理攻撃無効、電気攻撃無効、斬撃無効、魔法攻撃効果減少、熱攻撃効果減少、異次元収納、特殊アイテムボックス

魔法 光、火、水、雷、土、錬金

……おいおいおい…

『クリム魔法覚えてる。』

(ああ喋れるようになったから。)

「わっしは覚えてませんが?」

『ナベちゃんは身体強化に魔法使ってるからな、純子ちゃんもだけど。』

(あたしも覚えてないよ。)

『あんたはブレスがそうだろうが!』

JUN太、ガメラにユニット通信。

『もしもし皇帝陛下?小合です。スタンピード消滅しました。原因究明の為に進みます、ギルドに連絡お願いします。』


(みんな、臭くない?)

『ドラゴンでも屁をこくのか?』

(落としてやろうかこの先輩は…)

「いや!確かに生ゴミの腐った臭いが…」

『ああこりゃゾンビだな。迷宮で嗅いだ。』

(わざわざゾンビの臭いを嗅ぐとはなんてエキセントリックな変態野郎…)

『リョク、ここにレオから借りたカラドボルグが…』

(え?あれ竜斬りグラムじゃなくて頂切りカラドボルグだったんですか?)

「どっちにしてもレオ坊には強すぎるんでは?」

『あいつタケミナカタの分け身だからグラムじゃ怪我する恐れが有るんだ。』

(タケミナカタ…龍神だったんですかあの子…)

『狙うなよ?』

ゴア!雑談中飛び出してくるドラゴンゾンビ!

「こいつが元か!」

『臭くて逃げてたのか?』

(絶対違う!)

[ぼくが飲み込むからごすじんとリョクお姉ちゃんぼくに光魔法打って?行くよ~!]

ガパッ!飛び出したクリムがドラゴンゾンビを覆う。

聖域(サンクチュアリ)!』

(聖光のブレス!)

俺たちの魔法とブレスはクリムの体内で反射して…やがてクリムがいつものサイズに戻る。

『クリム!大丈夫か?』

[グルルルル…]

「こりゃ呪われてますぜ!」

(最高の仲間が最悪の敵になる…)

『遊ぶなお前らは…解呪(ディスペル)!』

[ご…ごすじん…]

『ほらドラゴンゾンビの魔石吐き出しな?そのあと口開けて…そうそう、解呪(ディスペル)!』

「こいつがドラゴンゾンビの魔石か…」

『おいナベちゃん!』

「グルルルル…待ってみろり先輩冗談だ!」

(……ちっ。)

『なんか怒らせた?』

「いや身に覚えが…」

(腐ってやがる、遅すぎたんだ…)

…あ、土下座してる。

『ユニット通信! ガメラ。

こちら小合、大元と思われるドラゴンゾンビ撃破。怪我人無し。帰還します。』

「凄まじいのうチームミーン・マシーン…」

『あ、ギルマス!クリムが進化しましたよ?』

「なんと?」

『今はグラトニーオリハルコンスライムです。』

「グラトニーメタルスライムではないのか?」

[んとね、不純物や混合金属が少なかったの。]

「今のは誰じゃ?」

『クリムがお話できるようになりました。』

たぶんギルマス絶句してるな…


{クリム…やっとはぐれメタルに…}

ん~クリムってブラッドの赤でクリムゾンからだったから色が変わって名前そのままでいいかどうか…

{チビって名前のセントバーナードみたいなもんやな。みんなその名前で認識しとるから変えへん方がいいと思うで?って言うか赤みかかったメタルシルバーにしたら良かったやんか。}

赤みかかったのはなんか呪われてる感じしない?

{しかし3つのしもべって…}

星竜リョク空を飛べ ゴブリン渡辺ブン殴れ

クリムスライム地を覆え。

{コンピューターに守られた塔に住むんかい?}

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