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庭でレナートは素振りをしている。
異常効果の耐性が強いと言ってもまだ本調子でないことは見ればわかる。
本人は気付かれてないと思っているようだが、レナートの癖を私は知っている。。
「一体どういうつもり?」
冷たく問いかける私に素振りを止めこちらを振り向く。
「何がだ?」
「何がだ?じゃない。今すぐ訓練所にもどりなさい」
「戻ってもお前がいないのなら意味はないだろう?」
「はっ?」
どういう意味だ?
疑問符を浮かべたままレナートを見つめれば淡々と告げる。
「あの場所にお前以外、誰も本気で俺に向かってこない。
だけどお前は負けても負けても諦めない。
俺には勝てないと諦めてるやつらと訓練しても意味はない。
ならばお前と共にいる方がいいに決まってる」
「・・・」
えっと、これって告白って思っていいのかな。
「それにお前と戦った奴は強いのだろう?
精霊達も警戒しているようだし。
そんなやつと戦えるチャンスを逃す手はない」
熱く語るレナートの言葉に私は己を恥じる。
そうでした。
レナートは戦う事が大好きな人だ。
告白?とか思った一瞬前の私を埋めてしまいたい。
「そう」
「ん?何を怒っている?」
「怒ってなどいない。
戦いたいと言うならば今はゆっくり休め!!」
冷たい言葉の私にレナートは疑問符を浮かべている。
全くレナートは調子悪い時や考え事がある時は魔力を込めずに素振りをすると言う癖を気付いていないのだろうか。
それに素振りにもいつものキレがない。
それなのに追ってきてくれた事をどこか嬉しく思ってた私なのだ。
でも、レナートは単に強い相手がいるという事しか興味がない・・・。
「レナートの馬鹿」
小さく呟く声は誰にも聞こえずに私はそのまま屋敷に戻った。
これから面倒な敵と戦わなくてはいけないという事と、レナートとしばらくは共に過ごすことになるという現実に頭痛がする。
誰もが戦いを求めているなんて・・・・。
死後の世界は乙女ゲームって聞いたのに・・・。
このバトル展開はどういうことなのか私は問いたい!!
屋敷から二人の様子を見ていた精霊たちの会話
ティム「甘い展開が来ると思ったのは我の気のせいか?」
アクア「レナートに望んだらダメってことなの!?」
ティム「シエルよ、何故にその辺を教えぬのだ」
シエル「相手にも問題はあると思うが?」
アクア「そうね。2人とも訓練馬鹿ですものね」
ティム「否定できぬのが悲しいところだ」
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予定では新しい戦いが始まるって感じで終わる予定でしたが、
書いていくうちにもう少し話を書きたいと思うので一度1章完了ってことで完結にして2章に続きたいと思います。
2章に関しましては、『死後の世界は乙女ゲーム!?』が落ち着いてからに書く予定です。
その前に短編のハーピーの続きも書きたいと思っています。
ここまでお付き合いありがとうございました。
今後ともお付き合いよろしくお願いいたします┏○))ペコ




