ソレイユ王国 設定集
◇地誌
○魔境
ソレイユ王国は三方を魔境に囲まれている。
『魔の森』
動物型の魔物が多く生息している。
4月〜5月に活動が活発化する。
薬草や、染料の原料となる珍しい植物が採れる。
『ネーベル湿原』
水棲型の魔物が多く生息している。
6月の雨季から7月中頃にかけて活動が活発化する。
泥炭層が積み重なっており、泥炭は夏場に切り出して乾燥させる。
『三日月山脈』
飛行型の魔物が多く生息している。
ただし、飛行型の魔物が人里まで降りてくることは稀である。
鉄をはじめとする鉱物資源が豊富で、アルドレット公国の北部には鉱山がある。
また、魔物全般の傾向として、冬は活動が鈍る。
○地方
ソレイユ王国は、大きく四つの地方に分けられる。
『北部地方』
ベルンシュタイン侯爵領を中心とした地方。北部連合とも呼ばれる。
この地域は土地が痩せており、冬は深い雪に閉ざされる。
南部や中央部のような大領地には分かれておらず、小規模な都市や街を中心とした領地が多数点在している。
『カナール地方』
カナール湖畔にある王都を中心とした地方。
北にラフォンテーヌ伯爵領、南にエクレール伯爵領、東にモンフォール侯爵領がある。
ラフォンテーヌ家は葡萄酒の生産とカナール湖の管理、エクレール家は畜産、モンフォール家は養蚕と国有林の管理を行っている。
『 南部地方』
最南端のヴァイスベルク公爵領を中心に、肥沃な大地が広がる地方。
ヴァイスベルク公爵領は馬の産地であり、騎兵の強さによって南の国防を一手に引き受けている。
ブランシャール伯爵領とヴァンティーニ伯爵領は、ソレイユ王国最大の穀倉地帯であり、果樹園も多い。
この二つの領地に水を供給しているのが、コルレンテ侯爵家の築いたリアム運河である。
それまで数多く存在していたカナール湖からの用水路を統合し、一つの運河としたことで、安定した水の供給と、船を使った南部への輸送が容易となった。
この功績により、コルレンテ家は伯爵家から侯爵家へと叙任された。
『アルドレット地方』
150年前までアルドレット王国が存在していた地方。
アルドレット王国は無血開城によってソレイユ王国へ降伏し、現在はアルドレット公国として王国に組み込まれている。
かつてのアルドレット王家の血筋は、現在もアルドレット公爵家として続いている。
アルドレットは塩と鉄の産地であり、その西には、古来よりアルドレットとの交易を続けてきたルナール伯爵領がある。
◇歴史
○建国神話
およそ400年前。
太陽王ソレイユと、その配下である9人の騎士は、黄金の大鹿に導かれてカナール湖へとたどり着いた。
そこで原住民の赤毛の戦士と友情を結び、カナール湖畔に巣食っていた魔物を追い払い、国を建てたとされる。
現在の貴族たちは、この9人の騎士の末裔とされており、金髪はその血筋を示す証とされている。
◇制度
○租税
税は人頭税とされ、年に一度、10月に領主へ決められた額を納める。
納税の義務があるのは、16歳で成人を迎えた者のみであり、未成年は免除される。
税額は領地ごとに異なり、毎年8月末に開催される王侯会議によって決められる。
一般に、王都のような豊かな都市では税額が高く、フランベルクのような辺境では安い。
居住地の変更は認められているが、納税地として認められるためには、三か月以上の居住実態が求められる。
集められた税の半分は領主のものとなり、残りの半分は国へ納められる。
○領主税
租税とは別に、領主の裁量によって定められる税。
主なものとして、通行税、河川利用税、嗜好品に課される税などがある。
これらの税収はすべて領主のものとなるが、不当な課税を行っていることが発覚した場合、監査官による処罰の対象となる。
○商人への税
領地をまたいで商売を行う商人は、王都カナールでの登録が義務付けられている。
登録を行っていない商人は、高額な通行税などを支払わなければならない。
○監査官
税を監査する役人。
領民、商人、貴族を問わず、税の徴収と納付を監視している。
税務に関しては上級貴族に匹敵するほどの権限を有する。
監査の秘匿性を保つため、監査官の人員や活動の詳細は一般には伏せられている。
○王侯会議
毎年8月末に開催される、ソレイユ王国最高位の会議。
王家、2公爵家、3侯爵家、5伯爵家の計11家によって話し合いが行われ、各家が1票ずつ議決権を持つ。
王侯会議で決定された事柄には、王であっても逆らうことはできない。
また、各年の租税額もこの会議によって決定される。




