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青のイレブン怒りの鉄槌
なんだ。」
「どうした。」
戦闘指揮車の中で、ケアル・ナアは目を見開いた。
ローヤルは青のイレブンのビームサーベルを抜く。
その青い機体をケアル・ナアはテレビで見たことがあるのに気づいた。
処刑されそうになったローヤルの前に現れた機体だ。
そして、その機動歩兵の地上からの攻撃でノーザンの戦艦が破壊されるのも画面で見ていた。
「回避だ!」
ケアルナアは恐怖に引きつった声で叫んだ。
「ボストン博士のうらみ、くらえ」
ローヤルは今までのうらみつらみの全てをビームサーベルにこめて振り下ろす。
指揮車は次の瞬間には真っ二つに裂けていた。
ケアルナアは恐怖の顔を浮かべつつ、次の言葉を発する間もなく、ビームサーベルの熱で蒸発していた。
ノーザン帝国と恐れられた現役のノーザン連邦共和国大統領が初めて倒された瞬間だった。
爆発が起こる。




