82/109
DDAY1日前
ローヤルは宇宙を見ていた。
「どうした、怖気づいたか」
後ろからスタッドが声をかけた。
「まさか」
ローヤルは首を振った。
「ついに、来る所まで来たなと思ってな。」
感慨にふけってローヤルは言った。
「ふん、高々、ノーザン本星への奇襲攻撃だろ」
「ああ、それもそうだ。奴らに今まで奴らがしてきた事を思い知らしてやる」
ローヤルの脳裏には今までノーザンに殺されたキア王子やボストン博士の事が浮かんだ。
「まずは第一歩だ。でも、次にここに来る時はここを占領するときだけどな」
「占領、また、えらく飛躍していないか」
スタッドは驚いて言った。
「これで判らなければ制圧するしかないだろう」
「それはそうだが、夢物語のような気がするが」
「それを言うなら奇襲するのも夢物語さ」
ローヤルは立ち上がった。
「まあな。いずれは占領か」
「その前に、今回の件をやりあげないとな」
「行くか」
ローヤルは館内の放送のスイッチを入れた。
「最終ワープスタンバイ」
その頃ハルカの地の部屋でスウは星空を見ていた。
「神様、どうか、ローヤルをお守り下さい。」
スウはオリオンの方角を見て祈った。




