アスワンの国賓
アスワンは太陽系アストルの第3惑星、海陸比は1対1
その中心大陸アスワンの中の海沿い温帯地域に首都アスワンは位置した。
メインの産業は貿易、惑星全体が自由貿易港でもあった。
その首都の王宮に一番近いアスタナ宇宙港に黒い死神部隊の真っ黒な輸送船プラウラーがゆっくりと噴射を制御しながら着陸した。
赤い絨毯が引かれる。
特別仕様のタラップがプラウラーに横付けされる。
何故か青のイレブンに積まれていた王女の正装に身をくるんだスウがまず、出てくる。
それをアスワンの市民が歓喜を持って迎えた。
ジパングの黄金色の国旗とフレクスのFマークを模った国旗の2種類を振っている。
「全宇宙の皆さん、ワールドワイドニュースのジミーです。」
どうやってきたのか、ジミーがマイクを持って叫んでいた。
「ノーザン帝国にたった二人で反逆した銀河の英雄、スウ王女とローヤルカワキです。」
スウの後ろから顔が少しこわばったローヤルがこれも王族の正装をしている。
「今、アスワンの国民に歓喜を持って迎えられています。ローヤルはフレクス協議会でノーザンに暗殺された、ボストン博士の後を継ぐことが決まったようです。
今、ジパングのヒロインスウ王女とフレクスの騎士ローヤルの二人がこの新しい国家アスワンの土を踏みました。出迎えは何と伝説の黒い死神ナンバーワンのスグルト・ティムです。
アスワンとしては国賓待遇でぐうしています。」
「お久しぶりです。」
スウはスグルトの手を取った。
「王女、また、立派になられて」
感無量でスグルトは言った。
「スグルト、この出迎えは何なんですか」
なかば呆れてローヤルが言った。
「君たち二人は銀河の英雄になったのだよ。
王としても、無碍な出迎えは出来んよ
」
「さ、こちらへ」
二人をオープンカーへ案内する。
「げっ、マジですか?」
顔をしかめて、ローヤルが言う。
「ローヤル、テレビカメラが見ているわ。笑って」
こういう場に慣れたスウが指摘する。
「はいはい、」
無理やり、にこやかな作り笑いをして、ローヤルはスウの後からオープンカーに乗り込んだ。
沿道ではオープンカーは人垣の間をゆっくりと白バイの先導ですすんだ。
スウは回りに笑顔を振りまいて手を振っていた。ローヤルは蝋人形のように作り笑いで凝り固まっていたが・・・




