48/109
レントの嘆き
「どうしてこうなるのだ。戦争には基本的に反対するのがわがジパング王国だろう。」
レント内務大臣はゼーマン少将相手に愚痴を言っていた。
「それがどうして、フレクスノーザン軍に対する攻撃要請につながるのだ。」
「スウ王女の命がけの行動が国民の心を動かしたのだと思いますが。」
情報局のゼーマンが応えた。
「それが、国民の80パーセントのノーザン軍に対する攻撃支持を生んだのだと思います。」
「で、何故、私が進軍反対派なのだ。マルサス王がノーザンとの全面対決は止めるようにと指示されたのだぞ」
レントは叫んでいた。
「さあ、閣下の日頃の言動から、そうとられているのかもしれません。」
「なんとも、損な役回りだ」
レントは苦笑いをした。
「で、我らが姫君はどちらに行かれたのだ?」
「正確な位置は判りませんが、アスワン方面かと」
「アスワンだと、そんなに遠くまで飛べるのか?青のイレブンは」
レントは驚いて言った。
「おそらく、フレクスの最新技術の粋を集めたものではないかと」
「しかし、1万光年は離れているぞ。誰が迎えに行くんだか、大変だな」
まさか、自分に回ってくるとは思いもよらないレントだった。




