飛び立つイレブン
ローヤルが閃光と爆発の後、目を開けると、前には青のイレブンが存在した。
青のイレブンはゆっくりとしゃがんで手を伸ばしてくる。
ローヤルの手かせも取れていた。
ローヤルはスウの上に倒れこんだ。
スウが抱きとめる。
が、止められない。
しかし、その後ろでイレブンの手が支える。
そのまま、コクピットに二人を収容する。
ローヤルがコクピットの操縦席に倒れこみ、その上にスウが座り込む形になる。
「ローヤル大丈夫?」
スウがローヤルの首に腕を巻きつけたままで聞く。
「何とか、」
ローヤルは声を絞り出した。
「収容完了、これより、脱出作戦開始します。」
青のイレブンのコクピットの中に電子音が響く。
「よし、上昇だ」
ローヤルはペダルを踏んだ。
慣れ親しんだ青のイレブンだ、
青のイレブンはゆっくりと上昇し出した。
それを見て、慌てて、地上にいた、機動歩兵が2、3機上がってくる、
「敵、3機、上昇中、
「よし、ブラスター。」
瞬時に発射準備に入る。
「出力30%、3射。」
ローヤルは下に向けてブラスターを3連射した。
1機目はど真ん中をブラスターが貫く。
右手の2機目は機動歩兵の右腕部を、左手の3機目は左足部を貫いていた。
しかし、次の瞬間には全て火球と化していた。
ローヤルは更に加速を上げる。
しかし、ローヤルの拷問明けのからだには厳しかった。
スウとローヤルの体がシートに押し付けられる。
普通のGの限界はとっくに超えていた。
気が遠くなった。




