悪魔の双子の脱出
その頃地上では
「大変だ。ノーザンが攻撃してきた。」
通信をしていた、ゴードンが叫んだ。
「2軍が全軍で攻め込んで来た」
「何だと」
「くっそう、こいつらを暗殺に来させてその次は侵略か」
「そうだ。これで、お前らフレクスも終わりだ」
「何言いやがる」
リックが思いっきりトムを蹴り上げた。
「リックほっておけ、すぐに基地に戻るぞ」
スタッドが言った。
「では姫また」
ローヤルは手で合図して、駆け出した。
「ローヤル」無事に帰って来て・・・
とは言えなかった。
「姫、こちらも直ちに船に帰りましょう。」
ミリアが進言した。
「判りました。直ちに船に戻りましょう。」
ローヤルらはフライングカートで、直ちに傭兵部隊の宇宙港へ戻った。
そこはまだ、戦火はここまでは及んでいなかった。
「ローヤル、どうする気だ」
たまたま鉢合わせた、傭兵部隊ナンバー8赤い疾風こと、ジョーが無線で聞いてきた。
「とりあえず、宇宙空間に離脱しますよ。」
「この大軍じゃ仕方が無いよな。また、会えたら会おう」
画面のジョーは手を上げて無線を切って来た。
「よし、キム、直ちに発進してくれ、スタッド、104で出るぞ」
「そうするしかないよな」
二人は連れ立って操縦席を離れた。
ララポートは急加速して、滑走路を離れた。
と、同時に頭上からミサイルが降ってくる。
それをかわすやララポートは急上昇した。
そうしながら二機の黄色い機動歩兵を放出した。
攻撃していた、2機の戦闘機が一瞬にして、二機のビームを受けて四散する。
「一丁上がり、敵艦隊の間を抜けるぞ高度はこのまま、北緯10度東経130度より、急上昇に入る。」