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XDAY1日前。

アンビーブから次々と宇宙船が飛び立っていた。


ゆっくりと編隊を組みつつある。


いろんなつぎはぎだらけの艦もあった。


「今度こそは、悪魔の双子に負けんぞ。


なんとしても、敵の旗艦ノーザン2は俺が沈めてやる。」


とある艦橋でリッキー・ハンは補佐のアイスマンに宣言していた。


何でも、1番で無いと気がすまないのがリッキーだった。


傭兵ナンバーは勝手に戦死して付けられていなかったナンバーワンをつけていた。


「俺が青のイレブンを操縦できたら、敵艦隊の半数は沈めてやるんだが


ローヤルめ、あの高性能機を独り占めしやがって」


リッキーは地団駄踏んで悔しがっていた。


「なれない機より、なれた機の方が良いですよ。


それに、今のはイエロースター改はスタッドと同じですし、これで、旗艦を沈めればリッキーのものです。」

アイスマンはお愛想を言った。まあ、実力はあるがあまり無茶をしなければ良いがとアイスマンは心配した。

もっとも、多少の無茶をしたところで敵のブラスターが避けていくような気もするアイスマンだった。


「やっとここまで来たな」

プロスペクトの艦橋でジョーはローヤルに言った。

「ええ、これでフレクスを解放できれば、とりあえずは一区切りです。」


「ローヤル全機編隊を組み終わりました。」

「ワープ準備完了」

オペレーターからの声がかかる。


「ワープ1分前、」

「全艦に注ぐワープ1分前、」

オペレーターが復唱する。

1分前のタイムカウンターが立ち上がった。

総勢宇宙船120隻、機動歩兵数は290機。

フレクスの戦力の大半であった。

「ワープと同時にフレクスへ暗号。一斉蜂起10時間前を流してくれ。」

「了解」

「ワープ30秒前」

「全エンジン臨界点へ出力上昇」

時間は10時間と1分。これでフレクスの外縁、フレクスの最新技術によって

ノーザン艦隊のワープ圏よりも内側にワープアウトできるはずだった。

「ワープ10秒前」

「5、4、3、2、1」

「ワープ」

全艦ワープした。

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