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~検察局爆破及び拉致・監禁~  作者: きょんお
15/17

検察局爆破及び拉致・監禁 解決編

今回、物凄く長いです

  3月3日 16:37

  検察局上空

 :観音転「ん?なんだあのヘリは。」そのヘリはもっと近づいてくる。

:操縦士「あのエンブレム・・・、どこかで見覚えが・・・。」しかもそのヘリは

タンデムローターという我々と同じ構造のヘリだが・・・、明らかにデカすぎる・・・!

 しばらくするとヘリは、当たらないよう近くに停めた。空中で。すると、ドアが開き、

それぞれ拡声器を持った3人組が現れた・・・!

風元(かざもと)「僭越ながら、御前様の命令により、やってまいりました。執事の風元です。」

等槌(らづち)「わたくし、御前様のメイドを勤めさせてもらっております。等槌です。」

釜津(がまつ)「私は運転手をしております。釜津です。」

なんとも不思議な3人組・・・!まるで2017年に放送していた貴〇探偵の使用人ズみたいだ・・・。

:風元「先に申し上げておきますが、観音転様。わざわざ遠いところから、ヘリコプターの使用に

より、この藍丸市の検察局までご足労頂き、誠にありがとうございます。これには御前様・・・。」

:等槌「風元さん、風元さん。御前様が居ないので代わりに申し上げますが、長すぎます。」

:風元「これはこれは。大変失礼いたしました。」コントみたいでちょっとウケている。

:観音転「えぇーっと・・・、御用件は何で御座いますか?」俺もこんなふうに敬体で喋るのは久しぶりだ。

:風元「では簡潔に申し上げます。御前様がこの検察局を後にしていただきたいとのことです。」

:釜津「申し訳ございませんがお引き取り下さい。」

:観音転「は?その御前って奴が誰か知らねーけど、別にいいだろ。」

:風元「いいえいけません。しかも観音転様。ミニマシンガンを使って検察局を攻撃いたしましたね?」

:釜津「発砲許可はもらったのかもしれませんが、これはれっきとした器物損壊です。」

:観音転「はぁ?!」

:等槌「お引き取り頂けないのであれば、我々も強引な手段を使います。」

:観音転「去るわけねーだろ!」

:釜津「等槌さん、お願いします。」


  検察局 4階管理室

 :孤晴「ヘリ何台居るのかなぁ。物凄く騒音が激しいんだけど・・・。」

:結奏「さぁ・・・。2機じゃない?みぃんなこっちゃんのこと狙ってんじゃない?」

:孤晴「まぁ・・・、そうであろうけど・・・。」

:遙申「これって屋上の映像見れないんですか?」

:孤晴「屋上に監視カメラ無いもん。だから音を頼りにするしかないんだ。」

わたしはこっちゃんがそう話している隙に電波妨害機器をとった。幸い2人にはバレていない

これで3人の状況を確認することができる。まぁ・・・、問題はどこで電話をかけるかだよね。

・・・。取り敢えずこっちゃんに聞きたいことがある。

:結奏「こっちゃん、話したいことがあるからさ外行こ?」

:孤晴「え?あ、うん・・・。」

不安そうに着いてくる。可愛い((

  検察局 4階オフィス

 :孤晴「で・・・、話って何?」こっちゃんの目が疑いの目となる。

:結奏「・・・、災難だったね・・・。局長がなかなか落とせないもんだから・・・。」

:孤晴「?!なんでそれを・・・。もしかして遙申から聞いたの?!」

:結奏「いやぁ?最初っから知ってたよ?ここに来る前から。」

:孤晴「じゃあなんであの時・・・。」

:結奏「わたしが聞いたのは、亡くなったこっちゃんの友人についてのことじゃない。

 検察局を爆破し、局長とコイラ検事を監禁した()()()()()()()について聞いていたんだよ?

 というか、こっちゃんはショックのあまり大きな勘違いをしている。その友人は・・・、

 亡くなっていないよ。まだちゃんと生きているよ。」

:孤晴「いっぺんに言われて頭がこんがらがった・・・。と、取り敢えず私は友人が亡くなっている

 ところを見たんだよ?!生きているなんてそんな・・・。」

:結奏「調書を詳しく調べてみたんだ。こっちゃんが友人を発見して警察に連絡した。

 警官はたまたま近くに居たので1分で到着した。で、緊急搬送された。・・・、でもこっちゃんは

 ここで勘違いをしている。友人の遺体と思ったこっちゃんは、ショックのあまり友人が亡くなった

 と思い込んだ。そしてその友人の話になると、話を聞かなかった。そして勘違いをしたまま

 今回の事件を引き起こしちゃったわけ。どうやらその友人がロープに首をかけたのはこっちゃんが

 来る僅か30秒前。つまり、首を絞めて約8分後に亡くなるんだっけ?それと照らし合わせると、

 どう考えても死ぬことはできないよ。」

:孤晴「じゃあ、私はずっと勘違いを・・・。」

:結奏「そう。じゃあ本題に行こうか?検察局爆破の本当の理由・・・。」

:孤晴「・・・、バレているの?」

;結奏「少なくともわたしには・・・ね。姉として許せなかったんでしょ?ずーっと遙申君に難癖

 をつけているコイラ検事が・・・。わたしだって分かるよ?姉としてじゃなく、妹として。

 兄さんに難癖ずーっとつけられたらやだもん。」

私の心は揺れた。まず私がこの事件を引き起こした理由を完璧に当てられたし、なにより後者の話の

説得力が桁違い過ぎる。結奏の会話は理由とセットだから、圧倒される。

:孤晴「どこで分かったの?」

:結奏「第10部の瀕死状態のわたしで分かったよ。」

:孤晴「おい待てメタいだろーが。なに裏の内容持ってきてんだよ。」

:結奏「いやーこの緊張した空気を和らげようと・・・。」

:孤晴「んぐっ・・・!(膵臓がん)痛だだだだだだだだだだだ・・・!」

:結奏「大丈夫?」と、結奏が優しく抱いてくれる。温かい・・・。あんだけ結奏のことを攻撃

しておきながら・・・、こうやって私のことを包んでくれている・・・。そう考えると、私って

器が小さい・・・。私もこんなふうになりたかったなぁ・・・。遙申だけに優しくしてたらいけないな。

:結奏「はぁ・・・。こんな時間がいつまでも続くはずだったのにな・・・。(小声)」

:孤晴「結・・・奏・・・?」

:結奏「今までずっと(そば)にいた親友を失っちゃうんだよ?嫌に決まってるじゃん・・・。」

:孤晴「結奏、重いよ・・・、発言が重すぎるよ・・・。さっき空気を和らげようとしてくれたじゃん。」

:結奏「わたしのこの気持ちを和らげる為でもあったんだ・・・。わたしってメンタル弱いよ?」

:孤晴「そうなの?私が攻撃したときも耐えてたじゃん。めげずに隣にいてくれたじゃん・・・。」

;結奏「寿命の話を聞いた時から弱いよ。」結奏の声がか細くなる・・・。

:孤晴「ごめんね・・・、こんなことに巻き込んじゃって。観音転まで来るし・・・。」

:結奏「あ・・・、もう言うよ。観音転は立ち去ったよ・・・。こっちゃんがどこかに行ったときに

 電波妨害機器をオフにして使用人に連絡とったんだ・・・。観音転を退避させるようにって。」

:孤晴「バカっっっ・・・おかしいよ・・・、なんでアイツを退避させるだけなの?」

:結奏「抹殺命令も出したほうがよかった?」

:孤晴「そうじゃなくて!普通は応援を呼ぶでしょ?!」

:結奏「出来るわけないよ。大事な大事なこっちゃんを敵に売ることなんてできないよ。だから

 罪はわたしも一緒に被るよ。親友が捕まって、わたしだけ平然としてたらこっちゃんが可哀想だよ。」

:孤晴「・・・!遙申も似てたようなことを言ってたよ・・・。でも・・・罪は私にだけに

 かかればいいの・・・!結奏や遙申まで巻き込むつもりは無いよ・・・。」

:結奏「でも実際協力してるもんじゃん。その証拠に観音転を追っ払ったんだよ。わたしが

 死にかけたとき、こっちゃんは怒ってた。聞いても意味ないもんね・・・。それと・・・、

 わたしを遠ざける為でもあったんじゃない?こっちゃんに殺されることを望んでいるわたしを

 知っているこっちゃんが、いっそのこと殺してでもわたしに迷惑をかけたくなかったんでしょ。」

:孤晴「うぅ・・・やっぱ気付かれていたか・・・。」

:結奏「だけど自らの手でわたしのことを殺害するのが嫌になったんでしょ。親友を失いたく

 なかったんだからね。わたしが言うのもちょっとおかしいけどね。それと同じだよ。わたしだって

 こっちゃんだけが捕まるのは嫌だったんだ。だからコイラ検事に敵対したんだ。自分がどうなろう と。」

:孤晴「結奏ぁ・・・、ごめんね・・・そこまで私のことを想ってくれているのに・・・。ほんっと

 ごめんね・・・。」

:結奏「泣いて謝ることじゃないよ。こっちゃんは苦しかったんだよ・・・。絶対にこっちゃんが

 悪くないとは言えないけど、わたしのことに関しては全然悪くないよ。むしろわたしが悪い。」

:孤晴「なんで結奏も遙申も私のことを庇おうとするのかな。自分で自分を責めていいのは私だけだよ。

 私はどのみち救われない。普通に生きたってどーせ膵臓がんで死ぬし、爆破して事件起こしても、

 もちろん私が悪い。捕まっても死ぬっていうのは最初っから知ってる。そんな私を庇う2人は

 おかしいよ・・・。」

:結奏「こっちゃんは救いようのない人間って言われたい?」

:孤晴「そのとーりなんだから言われてもいいよ。」

:結奏「・・・。わたしはどこかで救えたんじゃないかと思ってる。背中が痛いって話を聞いたあのとき、

 意地でも病院に連れて行って入院させれば、寿命がこんなに縮まらなかったし、事件さえも

 起きなかった。わたしが意地でも友人の生存について話していればこっちゃんは狂わなかった。

 わたしがちゃんと話を聞いてあげれば、ちゃんと局長たちとも話せた。もし局長が拒んだら、

 使用人を使ってでも、取り調べを行ったり、コイラ検事による遙申君侮辱も防げたりした。

 でも、わたしが未熟だったせいで・・・、全てが狂った。そしてわたしは決意した。成長しないと

 いけない。成長しないと親友が狂う。成長しないと遙申君にまで被害が降りかかる。成長しないと

 たくさんの人が怖い思いや、怒りを覚える。でも全て遅かった。なにもかも遅かった。わたしの

 せいでこっちゃんが狂って凶行を犯した。わたしは昔から決めていたはずなんだ。こっちゃんの

 傍に居てあげて、悩みであったり、日常のことであったり、こっちゃんのことが大好きである

 遙申君には言えないようなことを聞いてあげるって。今振り返ればなに1つ出来てない。」

:孤晴「そんなことをずっと・・・?」

:結奏「そう。わたしなりにずっと考えてたんだ・・・。まぁ考えるだけで全て実行できてない。」

:孤晴「・・・、結奏がそう思っているだけで、ちゃんと実行できてるよ?少しでも未来を変えようと、

 検察局に押し入った。結奏が私に殺されかけても、コイラ検事に追い打ちをかけられても、観音転が

 来ても、諦めずに今ここに居るじゃん・・・。しかも使用人を使って、観音転を追っ払ったんでしょ?

 私のことを売らなかった・・・。PKKでもなく、正義でもなく、ただ親友として・・・。なんなら、

 遙申のことも考えてくれてたじゃん。実行できてるよ・・・?」

:結奏「・・・。」

:孤晴「で、今度は罪を被ろうとしてくれてるんでしょ?それは私がさせないけど、そこまで考えて

 くれているんでしょ?結奏・・・凄いよ・・・。ただ親友ってだけで・・・。」

:結奏「・・・。1つでも未来が変わる道があった。今回の場合は2つ以上ある。なのに変わらなかった。」

結奏の発言がどんどん重くなっていく。このままだと結奏は精神崩壊する。既に暴走ラインに入って

いるんだろうなぁ・・・。原因は私なのに、どうして結奏がここまで追い込まれなきゃいけないの

だろうか。結奏は私に甘すぎる。

:結奏「まだタンデムローターの音がすんね。はぁ・・・。」わたしは電波妨害機器を取り出した。

:孤晴「結奏・・・、いつの間に・・・。」

  プルルルルルルル

:風元『はい御前。』

:結奏「追っ払うことに成功した?」

:風元『えぇ。』

:結奏「よし、撤退していいよ。あとはケリをつけるから」

:風元『承知いたしました。』ピッ

:孤晴「結奏・・・?!」

:結奏「これでこっちゃんは安心だよ。こっちゃんを捕まえようとする人は取り除いた。」

:孤晴「バカっ・・・、なんで・・・なんで・・・。」

:結奏「これでいいんだ。せめてこっちゃんと少しでも長く居たい・・・。これがわたしの決断。」

:孤晴「そっか・・・。でも罪は私だけかかればいいから。結奏は被害者なんだよ。」

・・・、この雰囲気をぶち壊すかのようにアイツはやってきた。

:コイラ「やっぱ敵じゃねぇーか。」

:孤晴「えへへへへ・・・、コイラ検事には到底知れないよ。結奏の温かさを。」

:コイラ「なんだと?もういっぺん言ってみようか?」

:孤晴「だーかーらー、ロボットなんかに結奏の温かさは分かんないって。」

:コイラ「ナメとんのか。」

:孤晴「・・・、頼むから今は去って・・・?ほんっとに頼むよ・・・。」

:コイラ「どういうことよ・・・?」

:孤晴「明日の9時で私の呼吸は途絶える。だから8時には解放するんだ。」

:コイラ「途絶える・・・?」

:孤晴「あれ、知らなかったんだ。私は末期の膵臓がんなんだよ?」

:コイラ「じゃあ・・・死ぬ前に聞いておこう。今回の爆破には私が関係してるよな?」

:孤晴「まぁ・・・結構関係している・・・。」

:コイラ「・・・約束しよう・・・。明日の8時の解放と同時に・・・いや、今君の弟に

 謝るよ。それで許してくれるかどうかは知らないけど。」

 やっぱ話し合えばちゃんと分かってくれるじゃん・・・少なくともコッチは・・・

:孤晴「・・・、管理室に行きますか・・・。」

  4階管理室

 :遙申「うわぁぁぁぁコイラ検事だぁぁ。」

:コイラ「いやあの・・・、すまなかった。」

:遙申「いや、全然気にしてないですぅ・・・。」

私の勘違いで、大変なことになった。ほんっとに申し訳ないよ・・・。

:コイラ「じゃあ、私は戻るわね。」そう言うと消えた

:孤晴「・・・、明日の7時40分ぐらいから説得して、8時に解放にしよう。」

:結奏「なんか嫌な予感しかしないよ・・・。」

:遙申「僕も・・・です。」

:孤晴「なに2人揃ってそんな感じなのー?なんも無いって!」

 いろんなことがありすぎて、最悪の結果が予測できてしまった・・・。もし運悪く予感が

的中してしまう前に、今度こそ結末を変えなきゃ・・・!


  3月4日 7:10

 :孤晴「ふわぁぁぁぁぁ・・・、ケッコー遅めに起きちゃったなぁ・・・。」眠たい目を擦る

ガチャ :遙申「あ、姉さん。起きてましたか。」

;孤晴「今起きたばっかり。ふわぁぁぁぁぁ。」

:結奏「・・・。」こっちゃんのことが心配で寝てませんでした、なんて言えないよねぇ。

:孤晴「結奏おはよー。よく寝れた?」

:結奏「ものすごーくよく寝れたよー(棒)」

あ、結奏姉さん寝てないなこりゃ。すんげー眠そう。

:孤晴「機械のセッティングしとこーっと。」カチカチ

今日の9時にがんで死ぬっていうのを分かっていて、そんな冷静な対応とれるんだ。


  7:40

 :孤晴「・・・全ての真相は分かった。けど危うく人が1人死ぬってところまで追いつめていた

 あの局長は許せない・・・。じゃあ、行くよ?」

:結奏「いいよ。わたしたちは5階の管理室で聞いてる。」(5階とは縄梯子で繋がっている)

:孤晴「よし。(ブチ)今日で決着をつけましょうよ・・・。局長・・・。」

:検察局長『あ?いいだろうよ。なにも変わらんけどな。』

:孤晴「まず私は勘違いをしていました。ショックのあまり、友人が亡くなってしまったと

 思い込んでしまったのです。ですが・・・、局長が自殺まで追い込んだというのは事実です。」

:検察局長『死んでなかったならいいだろ。はよ解放しろよ。』

:孤晴「・・・そこまで余裕をもっていられるのが不思議です。もう一度言いますが、私の友人を

 自殺未遂まで追い込んだのは局長。れっきとした事実です。」

:検察局長『あ?俺がわりぃんか?俺が殺そううとしたのか?あ?違うだろ?だから俺は悪くねぇ。

 お前の勝手な勘違いだろ。とぼけんじゃねぇよクソ野郎。』

  5階管理室

:遙申「今姉さんにクソ野郎って言った?局長許さない。」

  4階管理室

:孤晴「私がどう言われようが別にいいですが・・・、それでもあんた検察局長ですか?」

:検察局長『あぁそうだよ。お前とは違って賢いからな。』

  5階管理室

:遙申「局長殴っていいかな。」

:結奏「だぁめ。」

  4階管理室

:孤晴「見苦しい。じゃああれはなんなんですか?思ってたより優秀な人材じゃないって?なに

 言ってんですか。あの人は・・・誰よりも生真面目で、誰よりも努力をして、誰よりも・・・

 優しい・・・。局長との大きな差ですよ。」

:検察局長『あんなやつどこが優秀なんだよ。アイツより俺の・・・』ドゴォォォォン

:孤晴「黙れ。どれだけ自分を天においているんですか。頭イカれてます?」

:検察局長『少なくともお前と、アイツよりかはまともだ。』

:孤晴「別に私は見下されていいですよ?ですがあの人を見下すってどうなんですか。」

:検察局長『見下して当然だ。あんなやつ、検察の恥だ。』ドゴォォォォン

:孤晴「そこまで言うんだったらもう出しますよ。話してても意味がありません。」ブチ

  5階管理室

:遙申「姉さんのところに降りましょうか・・・。」

  4階管理室

:孤晴「ふー疲れた。」

:結奏「局長のことほっといて大丈夫なの?」こっちゃんは電波妨害機器を解除しながら言った

:孤晴「さっきの会話、外にも流れているよ。」

:結奏「マジですか・・・。」

:遙申「取り敢えず僕らも降りましょ?」

・・・ここからが怖いんだよなぁ・・・。

  検察局前

:浜松「あ、検察局長だ!どうやって出てきたんですか?」

:検察局長「この俺がアイツを説教してやって、瓦礫を吹き飛ばさせて出たんだよ。」

:刑事E「嘘をつくな局長!さっきの会話は聞こえていたんですよ!」

:検察局長「え?」

:浜松「これは署でじっくりと話を聴かなければいけませんねぇ。」

:検察局長「くっそぉ・・・あの小娘ぇ!」ドアに向かって走り出す

:風元「そうはさせません。」

:等槌「御前様御一行には近づけさせません。」

:検察局長「なんだおめぇら!どけ!」バシッ グッ

:釜津「おや暴力ですか。いけませんねぇ、検察局長という御方が・・・。」

:検察局長「んな?!」

 この光景を見てわたしは安心した。でも、その一瞬の気の緩みが・・・。

  バキューンッ

:孤晴「っ!」銃声とともに、弾丸がこっちゃんの心臓を貫いた・・・。貫通した傷口からは、

勢いよく血が吹き出ていた・・・。

:遙申「ねえ・・・さん・・・?」

:検察局長「はっはっはっ・・・、電波妨害機器の電源落としてくれてありがとよ・・・。

 おかげで兵隊を呼ぶことができた・・・。」

一斉に兵隊の方向を向いた。そこには銃をこちらに向けて構えた兵隊が居た・・・。

:結奏「余計なことをっ!」わたしは懐から警察から常備されている拳銃で、兵隊の腕に

向かって発砲した。

:兵隊「痛ったぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」発狂した。

:結奏「風元、等槌、釜津!押さえろっ!」そして使用人によって兵隊は押さえられた・・・。

:遙申「姉さん・・・、なんで・・・。さっきまで・・・一緒に喋ってたのに・・・。」

:結奏「ごめん遙申君・・・、気付けなかった・・・。」

:遙申「せめて・・・せめてあと1時間・・・、生きていてほしかった・・・。」

:検察局長「これが犯罪者の末路だよ・・・。はっはっはっ!!!!!!!」

:浜松「・・・殺人の共犯ですねぇ・・・。8時7分、現行犯逮捕!」

:刑事A「ほらお前もだよっ!」

:兵隊「・・・。」

  エピローグに続く・・・

後々の話はエピローグ編でどうぞ

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