表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
逆・バタフライエフェクト  作者: 鳩尾 殴
1/12

第0話 テレキャスターの弾き方

三年前に痛い小説を書き散らかしてエタった人間です。懲りずにまた黒歴史をここに刻みます。投稿の際、三年前に書いたやつの存在を思い出し発狂しました。見ないでください。


 

 薄っぺらい音が鳴る。


 ピックが弦を弾く度、それは部屋に響き、そして消えていく。


 その見た目に反して、音は小さい。


「今日は……」


 窓に映る空は灰色。どんよりとした曇り空だ。雨が降りそうで降らないような、曖昧な天気。


 ―――今日は、少し大きめにしてもいいかもな。


 俺は、先ほどまで弾いていたエレキギターをアンプに接続し、小さめのコンボアンプの電源を入れる。トレブル、ミドル、ベースと適量に調整し、ゲインとボリュームを調整。ここはいつもよりほんの少し大きく。


 そして、適当にコードを弾く。


 さっきとは一転して、音量をもったクリーントーンが、アンプのスピーカーから飛び出してきた。

 

 笑みがこぼれる。テレキャスター特有の乾いた感じ。質感のある高音。俺は、ギターとアンプの間に接続していた黄色いエフェクターのスイッチを踏み、スピーカーに接続したスマホで、曲を流す。正しくはビデオだ。


 ライブ映像。日差しが照り付ける野外ステージ。眼鏡をかけた冴えない男が、ボーカルマイクの前に突っ立っている。こんな男に、観客は騒ぎ倒している。


『福岡市、博多区から参りました。ナンバーガールです』


『ドラムス……アヒト・イナザワ』


 轟音が鳴り、それに合わせてハイフレットを鳴らし、コードを掻き鳴らし……六分間、夢中になって弾き倒した。


 弾き終わると、俺は真顔になる。


 俺はいつから、ギターを弾いていたのだろう。


 時計のアラームが鳴る。17時。そろそろ支度しないと、約束の時間に遅れてしまう。

 

 ギターをスタンドに置いた。コートを着て、外に出る。


 俺は、いつからギターを弾いていたのだろう。


 俺は、いつから俺なのだろう。


 

ナンバガはこれ以上作中で出てこないと思います。完全に趣味だからです。三年越しに僕は新たな中二病武器を仕入れました。良ければ聞いてください。


OMOIDE IN MY HEAD/ナンバーガール


そしてこちらは僕のTwitterです @kurumagori


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ